<記事は随時更新いたします>
Mr.Childrenの大きな魅力の一つにライブバージョンの豊富さがあると思います。
ライブによって様々なアレンジがされるので、どのライブのアレンジが良いかについて議論するだけで一晩語り明かせるのではないかと思います。
そんなMr.Childrenライブバージョン集のGIFT編です。まずは公式YouTubeチャンネルにて原曲をお聴きください。
2008年7月30日32枚目のシングルとしてリリース。
NHK北京オリンピック・パラリンピック放送テーマソング。
2012年1月から資生堂「MAQuillAGE」CMソングにも起用されたらしいです。
ウィキペディアにあったGIFT制作のコンセプトが素敵過ぎたので載せておきます。
桜井さん曰く、
「栄光をつかめ!とか、勝利しろ!とか、
そういう歌は書きたくないと思ったのと
〈中略〉
負けた選手の中にも、
もっと言えばオリンピックの代表に
選ばれなかった選手の中にも、
さらにもっと言えば
スポーツ選手じゃなくても、
普通に家庭の中で一生懸命に
主婦業をしている人とか、
そういう人たちの中にも、
金メダルにも勝るような輝き
というのがあるわけで。
そこをひっくるめて
歌にできたらいいなと思って書いた。」
「選手はきっと、
声援を "GIFT" のように、
プレゼントと感じるだろうし、
僕らはテレビの向こう側で
闘っている選手の姿を見て、
勇気を与えられたりする。
そういう、すべての人、
全部を讃え合うような歌を
作りたいな思った。」
…何かこう、オリンピックの根本にあるのはこういうことだよなあ…とただただ関心してしまう桜井さんの御言葉です。
累計売上は約34万枚。
例に漏れず、この楽曲もリリースする時代が違えば間違いなく、ミリオンセラーを実現出来た曲だと思います。
でも北京オリンピックのために制作された楽曲ですし、リリースする時代を論じるのは野暮かもしれないですね。
では、Mr.Children Official Channelにアップされている、「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25(前編)」からライブバージョンを確認してみましょう。26分58秒からGIFTです。
原曲と比較すると…
➀全体的に半音くらいキーを下げて歌っている
➁最初の歌い出しで「一番きれいな色~イメージしなが」までがピアノ伴奏のみでテンポもゆっくりとして歌う
➂1番のメロディに入る前の「oh~」の部分を観客に歌わせる
➃1番サビの最後の「今君に贈るよ」の「君に」の歌い方が違う
➄2番メロの「新しい地平線」の「新しい」と「地平線」の間を一拍空けて歌う
➅2番メロの後の「ララララララララララ」を観客に歌わせる
➆➅の合唱に合わせながら、以下の歌詞が追加され、桜井さんが歌う
「君から僕へ 僕から君へ 最高のGIFTをありがとう」
「君から君へ あなたからあなたへ」
➇その後の「一番ひかってるものってなんだろう?」の「もの」の歌い方が違う
➈その後の「僕は」を「僕ら」に変えて歌ってる
原曲は半音くらいキーが高かったいうのをPVを見直すまで忘れていました(笑
でもHANABIと同じく、そんなキーを下げた歌い方がたまらなく心地良く聴こえてくるのがこの曲なんだなと感じます。