週刊少年ジャンプで連載されていたバレーボール漫画「ハイキュー!!」には数多くの素晴らしい名言が存在します!
私は週刊少年ジャンプ読者歴25年以上、今なお毎週全作品を全てチェックし続けていますが、「ハイキュー!!」は何度読み返しても心震える名言ばかりです。
この記事では「ハイキュー!!」のビーチバレー修行編の名言を取り上げていきます!
皆様の生き方、思考、行動に良い影響を与える名言が一つでも多く見つかれば幸いですので、是非とも最後までお読みください。
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読む前にご確認ください
- 名言の抽出範囲は、単行本42・43巻(アニメ化されていない原作部分)となります。
- 烏野高校を卒業した主人公・日向翔陽のブラジルでのビーチバレー修行からの名言がメインとなります。
- 名言を取り上げていく都合上、物語のネタバレが含まれることはご了承ください。
目次
「ハイキュー!!」とはどんな漫画?
「ハイキュー!!」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2012年12号から2020年33・34合併号まで連載されていた漫画で、作者は古舘春一先生です。
【ハイキュー!!単行本よりあらすじ一部引用】
小学校の時に見た“小さな巨人”に憧れ、烏野高校バレー部に入部した日向翔陽。
だがそこには、中学最初で最後の公式戦で惨敗した相手・影山飛雄の姿が!?
反目しあうも、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、
奇跡のような“変人速攻”を生み、烏野復活の力となる。
日向は敗北を糧に将来を見据え、ビーチバレーで修行するため卒業後ブラジルへと渡る。
高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画で、タイトルは、バレーボールを意味する熟語「排球」(はいきゅう)が由来。
本作品の主な舞台は宮城県となっていて、仙台駅や仙台市体育館など宮城の地名・建物が登場しています。
作中にて開催される各大会についても、下記のような実在の大会が描かれています。
■全日本中学校バレーボール選手権大会
■全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)
■全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
バレーボールのプレイ描写には漫画的な誇張もありますが、基本的に現実の試合で使われるプレイが描かれています。古舘先生自身、中学・高校時代がバレーボール部で、連載前からバレーボールを題材にした作品を描きたい目標がありました。だからこそ描けるリアルで迫力ある描写が非常にカッコいいです。
テレビアニメは第4期まで制作、アニメ第1期の総集編は劇場で上映され、韓国・台湾・タイ・フィリピン・スペイン・イタリアなど、世界各国で人気が高い日本アニメの1つに数えられます。更に、ハイパープロジェクションマッピングという新たな演劇の形で舞台化もされています。
また、アニメ第2期の放送と第1期総集編上映記念に、「ハイキュー!! セカンドシーズン」製作委員会の名義で8月19日を「ハ(8) イ(1) キュー!!(9) の日」として日本記念日協会に申請し、正式に記念日として登録されました。
シリーズの累計発行部数が本編最終45巻発売時点で5000万部を突破し、本作の影響で中学・高校のバレーボール部員が、男子を中心に増加するほどの影響力を持っています。
「ハイキュー!!」はこんな方々にオススメ!
「ハイキュー!!」は以下のような漫画が好きな方々に、オススメ出来る作品です。
こんな方にハイキュー!!はオススメ!
- 本格的なスポーツ漫画が好き
- 魅力的なキャラクターが多い漫画が好き
- 「部活あるある」が描かれている漫画が好き
- 名言が多い漫画が好き
バレーボールの戦略・技術を知ることが出来る本格的なスポーツ漫画であり、女性からも人気のある魅力的な登場人物も数多くいます。
また、「天才と比較して能力が平凡な選手」「部活にのめり込む側ではない選手」といった、普通側の選手が抱く劣等感や葛藤も表現されていて、「部活動あるある」に共感を覚える人も多いでしょう。
そして何よりも非常に名言が多いです。カッコいい名言、考えさせられる名言、前向きになれる名言、学びになる名言など、スポーツ漫画の中でも、特に名言が多いです!
【無事を習慣にする】日向のビーチバレー修行編より名言7選「ハイキュー!!」名言集⑭(42・43巻)
(アニメ第3期・オープニングテーマ「ヒカリアレ」by BURNOUT SYNDROMES)
/特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会などファン必見の内容です\
俺以上に日向翔陽に期待する人間が居てたまるか(鷲匠鍛治)
(C)古舘春一/集英社
俺以上に
日向翔陽に期待する人間が
居てたまるか
第42巻 第370話「挑戦者・2」
白鳥沢学園・鷲匠鍛治(わしじょう たんじ)
居酒屋で「宮城県1年生選抜強化合宿」を共催する条善寺高校・穴原監督に、白鳥沢・鷲匠監督が言った言葉。
日向は「宮城県1年生選抜強化合宿」で「2対2」の練習を経験してから、「バレーボールのプレイを全てできるようになりたい」思いを抱き、コートを2人だけで守るビーチバレーを経験したいと烏野・烏養コーチに伝えます。
ツテが見つからない中、鷲匠監督は白鳥沢の卒業生でビーチバレーに転向した経験がある、ブラジルに住む加藤ルシオを紹介することに。
宮城県1年生選抜強化合宿で「影山がいないお前に価値を感じない」と発言していた鷲匠監督からは、考えられないほど日向に大きな期待を抱いています。
春高の烏野vs鴎台で、自分と同じ低い身長ながら高さでも勝負する日向の姿に感銘を受けた鷲匠監督。
頑固で指導理念が一貫している鷲匠監督が評価を改めるほどに、日向が可能性がある選手であることが伝わってきます。
不可能だと嘆くのは 全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない(ホセ・ブランコ)
(C)古舘春一/集英社
自分の力の上限をもう悟ったって言うのか??
技も身体も精神も何ひとつ出来上がっていないのに?
自分より優れた何かを持っている人間は
生まれた時点で自分とは違い
それを覆すことなど
どんな努力・工夫・仲間を持ってしても
不可能だと嘆くのは
全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない
ただ“自分の力はこんなものではない”と
信じてひたすらまっすぐに道を進んで行く事は
“自分は天才とは違うから”と嘆き
諦めることより
辛く苦しい道であるかもしれないけれど
第42巻 第372話「もう1人の挑戦者」より
Vリーグチーム「立花レッドファルコンズ」監督(当時)
ホセ・ブランコ
青葉城西セッター・及川がバレーを続けるか迷っていた時に、Vリーグのチーム「立花レッドファルコンズ」で監督をしていた元アルゼンチン代表 ホセ・ブランコが言った言葉。
ブラジルでビーチバレーの修行中の日向は、偶然にもアルゼンチンリーグのCAサン・フアンでプレーする、元青葉城西セッター・及川に再会しました。
及川の理想のセッターは、小学生の時に観に行った日本vsアルゼンチン戦で、いぶし銀の活躍をしたホセ・ブランコでした。
このホセ・ブランコの言葉で及川はバレーを続ける決意をし、高校卒業後、ホセ・ブランコに指導してもらうため、アルゼンチンで海外挑戦をしています。
「自分の力を信じて続けること」はゴールが無く、諦めるより辛いかもしれませんが、まだやれることがあると模索し続ける意欲にもつながるでしょう。
できるようになるの 何回でも楽しいです(日向翔陽)
(C)古舘春一/集英社
んー…でもレベル上げ 好きです
できるようになるの
何回でも楽しいです
第42巻 第373話「初志」より
ビーチバレー修行中・日向翔陽(ひなた しょうよう)
日向がビーチバレー修行をしているブラジルのビーチにて。偶然再会した、アルゼンチンでプレーする元青葉城西セッター・及川の質問に対する、日向の回答。
指導を受けたい監督を追って、海外挑戦という無茶な選択をした及川も、レベル1からビーチバレーを修行している日向に以下の質問をします。
…そこそこレベル上げたのに それを一回横に置いて
またレベル1から始めるって 辛くないかい
日向の心に残っている、宮城県1年生選抜強化合宿の時に烏野顧問・武田先生に言われた「遠きに行くは必ず邇き(近き)よりす」という言葉があります。
この言葉の意味は「大きな目標を達成するためには、まず目の前の小さなことをひとつずつ積み重ねる」というもの。
オリンピックでバレーボール選手として、何個もメダルを獲るという大きな目標を抱く日向。
大きな目標のために、プレーの幅を広げるビーチバレー修行が必要だと理解しているからこそ、レベル1から始めることに楽しさを見出せるのでしょう。
バレーボールは楽しいと 忘れては思い出す(及川徹)
(C)古舘春一/集英社
“上”を目指す以上
苦しい事の方が多い
苦しくなくちゃがんばった事にならないって
思い込んでるみたいなとこもある
でもそんな事はお構い無しに
時々 楽しい は来てしまう
楽しい が俺を引っ張ってしまう
バレーボールは楽しいと 忘れては思い出す
第42巻 第373話「初志」より
CAサン・フアン(アルゼンチン):及川徹(おいかわ とおる)
「及川さんの凄いトスを打ちたい」と天然褒め上手な日向に付き合い、ビーチバレーに挑戦する元青葉城西セッター・及川の独白。
及川もアルゼンチンへ海外挑戦した当初は、言語の壁などに苦しんでいました。ただ、苦しい中でも、はじめてトスができた瞬間、はじめてジャンプサーブが成功した瞬間、スパイカーとの呼吸がぴったり合った瞬間など…苦しさを吹き飛ばす楽しい瞬間は定期的に訪れます。
その度に「楽しいからバレーボールを始めた」ことを思い出し、初挑戦のビーチバレーでもそのこと思い出す及川。
何かで上を目指す上での苦しみは避けられません。だからこそ、楽しい瞬間を感じられる機会は、物事を継続する上で非常に大事な要素でしょう。
でも つまんなくなったら やめる(孤爪研磨)
(C)古舘春一/集英社
でも
つまんなくなったら
やめる
第43巻 第375話「磨く」より
大学生/株式トレーダー/プロゲーマー/
You Tuber/㈱Bouncing Ball代表取締役 孤爪研磨(こづめ けんま)
日向のスポンサーを名乗り出た、元音駒高校セッター・孤爪研磨が日向に言った言葉。
高校卒業後の研磨は、株式トレーダー、プロゲーマー、You Tuber、会社の代表取締役と…多くの顔を持っていて、資金は潤沢に持っています。
日向のスポンサーになるのを「面白いかどうか」で決めるのは、面白くないものには興味を全く示さない研磨らしい基準です。
「友達でありライバル」という、日向と研磨の高校時代からの関係性が変わらないことが感じられます。
“無事”が当たり前でないと知り 鍛え 補い 管理し “無事”を習慣にする(加藤ルシオ)
(C)古舘春一/集英社
日向くんは驚くほどこの地にも
人間にも馴染んでいるのに
時折 日本の冬の
あの冷たい風を思わせる
油断してはすぐ身体の内側が凍ってしまう
“無事”が当たり前でないと知り
鍛え 補い 管理し “無事”を習慣にする
もしかして痛い目に遭ったことがあるのかな
第43巻 第375話「磨く」より
白鳥沢学園高校バレー部OB・加藤ルシオ(かとう るしお)
ブラジルのスーパーマーケットで買い物をする日向を見かけた時の、白鳥沢OB・加藤ルシオの独白。
ブラジルでの生活に順応している日向から、加藤ルシオは「無事が当たり前でないという意識」を感じ取ります。
それは春高準々決勝・烏野vs鴎台で、自分の体調をコントロールできず途中退場してしまった経験が日向にとって、大きな悔しい経験だったからでしょう。
自分が「無事でいるため」に、トレーニングで身体を鍛え、栄養を考えた食事をきちんと摂取し、体調管理の知識も学んでいく日向。
様々な習慣が積み重なって作られる「当たり前」は、決して当たり前ではないことが感じ取ることができます。
でもショーヨーとは もうちょい一緒にプレーしてたいと思ってしまう(エイトール・サンタナ)
(C)古舘春一/集英社
俺は自分で言うのもアレだけど
あんまり必死になるタイプじゃない
(ニースの事以外)
でもショーヨーとは
もうちょい一緒にプレーしてたいと思ってしまう
第43巻 第376話「ビーチバレーボール」より
ビーチバレー選手:エイトール・サンタナ
ビーチバレーの大会「ソルカード杯」の最終日、エイトール・サンタナ&日向翔陽vsカルロス・カルバリョ&ルーカス・サントス戦にて。
真摯にビーチバレーに取り組む日向の姿に対する、エイトール・サンタナの独白。
努力を努力と思わず、生活のようにバレーボールを練習する日向の姿を見て、エイトールは「愛車をピカピカに磨くみたいなバレーだな」と評します。
日向に感化され、エイトールは自分をもっとピカピカにしなければいけないとビーチバレーをより真剣に取り組むことを決意しました。
日向のバレーボールへの取り組み方は国籍を問わず、関わる選手に「自分も成長しなければ」と思わせる影響力があることが感じられます。
まとめ(アニメ続編劇場版の告知映像&関連名言記事一覧付き)
今回は、「ハイキュー!!」の烏野高校を卒業した日向翔陽のブラジルでのビーチバレー修行編からの名言集でした。
心開いてくれないルームメイト、財布の盗難などに直面し、メンタルが強い日向も最初は凹んでいて、異国での生活がどれだけ難しいかを物語っています。
その中で、バレーボールをすることを生活の一部のように習慣化させていく日向の適応力が印象的です。
名言が多い以外にも、「ハイキュー!!」には、下記の要素も沢山あって、非常に面白いバレーボール漫画です!
- 本格的で迫力あるバレーボールのプレイ描写
- 魅力的・個性的なキャラクター
- 共感出来る「部活あるある」の数々
すでに連載は終了していますが、2022年9月2日に『ハイキュー!!』生誕10周年を祝う記念本『ハイキュー!! 10thクロニクル』が発売しています。
描きおろしポスター&イラスト・特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会・単行本未収録イラストなどなど…ファン必見の内容です!
https://www.shonenjump.com/j/2022/03/07/220307_hq001.html
また、2022年8月13日に「ハイキュー!! FINAL」と銘打ったアニメ続編劇場版二部作の制作決定が発表され、解禁映像がYouTubeにあがっています!
音駒戦、鴎台戦、ビーチバレー修行編、Vリーグ編を収めるには二部作では足りないかもしれませんが、アニメの完結を観れるのは嬉しい限りですね!
漫画もアニメも非常に面白い「ハイキュー!!」をこれを機に、是非ともご覧ください!
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