名言(試合・エピソード別)

"できるまでやればできる"烏野vs稲荷崎より名言30選「ハイキュー!!」名言集⑩(28~33巻)

はい、宜しくお願いいたします!

25年以上、40歳を超えても週刊少年ジャンプを全作品チェックし続ける、しょうぐんでございます。

漫画には自分の思考に影響を与えたり、学びになったり、気づきを与える、素晴らしい名言が無数に存在しますよね!

 

今回はバレーボール漫画として大人気の「ハイキュー!!」の名言を取り上げていきます!

皆様の思考、行動に影響を与えるような名言が一つでも多く見つかれば幸いです。

 

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読む前にご確認ください

  • 名言の抽出範囲は、単行本28~33巻(アニメ第4期で映像化された原作部分)となります。
  • 春高バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校からの名言がメインとなります。
  • 名言を取り上げていく都合上、物語のネタバレが含まれることはご了承ください。

 

目次

「ハイキュー!!」とはどんな漫画?

「ハイキュー!!」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2012年12号から2020年33・34合併号まで連載されていた漫画で、作者は古舘春一先生です。

 

【ハイキュー!!単行本よりあらすじ引用】

 

小学校の時に見た“小さな巨人”に憧れ、烏野高校バレー部に入部した日向翔陽。

だがそこには、中学最初で最後の公式戦で惨敗した相手・影山飛雄の姿が!?

反目しあうも、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、奇跡のような“変人速攻”を生み、烏野復活の力となる。

そしてついに烏野は、県大会を制し春高出場を決める!

 

高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画で、タイトルは、バレーボールを意味する熟語「排球」(はいきゅう)が由来。

本作品の主な舞台は宮城県となっていて、仙台駅や仙台市体育館など宮城の地名・建物が登場しています。

作中にて開催される各大会についても、

■全日本中学校バレーボール選手権大会

■全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)

■全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

など実在の大会が描かれています。

 

バレーボールのプレイ描写には漫画的な誇張もありますが、基本的に現実の試合で使われるプレイが描かれています。

古舘先生自身、中学・高校時代がバレーボール部で、連載前からバレーボールを題材にした作品を描きたい目標があったからこそ描けるリアルで迫力ある描写が非常にカッコいいです。

 

テレビアニメは第4期まで制作、アニメ第1期の総集編は劇場で上映され、韓国・台湾・タイ・フィリピン・スペイン・イタリアなど、世界各国で人気が高い日本アニメの1つに数えられます。

更に、ハイパープロジェクションマッピングという新たな演劇の形で舞台化もされています。

また、アニメ第2期の放送と第1期総集編上映記念に、「ハイキュー!! セカンドシーズン」製作委員会の名義で8月19日を「ハ(8) イ(1) キュー!!(9) の日」として日本記念日協会に申請し、正式に記念日として登録されました。

 

シリーズの累計発行部数が本編最終45巻発売時点で5000万部を突破し、本作の影響で中学・高校のバレーボール部員が、男子を中心に増加するほどの影響力を持っています。

 

「ハイキュー!!」はこんな方々にオススメ!

「ハイキュー!!」は以下のような漫画が好きな方々に、オススメ出来る作品です。

こんな方にハイキュー!!はオススメ!

  • 本格的なスポーツ漫画が好き
  • 魅力的なキャラクターが多い漫画が好き
  • 「部活あるある」が描かれている漫画が好き
  • 名言が多い漫画が好き

 

バレーボールの戦略・技術を知ることが出来る本格的なスポーツ漫画であり、女性からも人気のある魅力的な登場人物も数多くいます。

また、

「天才と比較して能力が平凡な選手」

「部活にのめり込む側ではない選手」

といった、いわゆるトップを目指す側の選手ではない、普通側の選手が抱く劣等感や葛藤も表現されていて、「部活動あるある」に共感を覚える人も多いでしょう。

そして何よりも非常に名言が多いです。カッコいい名言、考えさせられる名言、前向きになれる名言、学びになる名言など、名言のオンパレードです。

名言が多い傾向のあるスポーツ漫画の中でも、特に名言が多い漫画だと感じます!

 

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎より名言30選「ハイキュー!!」名言集⑩(28~33巻)

 

(アニメ第4期第2クール・エンディングテーマ「One Day」by SPYAIR)


 

あいつはヘタクソですけど 弱くはないので大丈夫だと思います(影山飛雄)

(C)古舘春一/集英社

俺はヘタクソじゃないです

 

あいつはヘタクソですけど

弱くはないので大丈夫だと思います

 

第28巻 第248話「格差」より
烏野高校・影山飛雄(かげやま とびお)

 

試合前のアップ中に、話しかけにきた稲荷崎セッター・宮侑(みや あつむ)に対して、影山が返した言葉。

俺下手糞と試合すんのほんま嫌いやねん

話しかけに来た宮侑は日向の方を見ながら、笑顔で煽ってきました。

 

そんな煽りを冷静に真正面で受け止めて、そう簡単にはいかないと主張する影山。

「高校No.1セッター」とも言われる宮侑のプレッシャーに、全く怖気づかない影山のメンタルの強さを感じます。

 

日向をヘタクソと煽った宮侑ですが、試合開始直後の日向の大ジャンプに対して、潜在能力を感じ、「弱くはない」ことを実感しています。

しょうぐん
すぐに油断大敵のスイッチを入れる所が、実力者である証拠ですね。

 

俺のサーブの邪魔すんなや この喧しブタ(宮侑)

(C)古舘春一/集英社

俺のサーブの邪魔すんなや

この喧しブタ

 

第28巻 第249話「喧噪と静寂」より
稲荷崎高校・宮侑(みや あつむ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。

第1セット序盤、自分のサーブのリズムを声援で邪魔された稲荷崎セッター・宮侑の、声援を送った女性二人に向けた独白。

 

稲荷崎は優勝候補だけあって、応援団も豪華で統制もとれています。

  • 全国常連の吹奏楽部の演奏
  • 自チームのサーバーには静寂による集中
  • 相手チームのサーバーにはブーイングによる動揺

こうしたコート外からの援護射撃を学校単位で実践していることも、優勝候補といわれる所以なのでしょう。

 

応援時のルールを知らずに声援をあげた女性達は宮兄弟のファンですが、そんなことは関係なく、サーブを邪魔されたことに激しい苛立ちを見せる宮侑。

ファンが相手でも全く容赦がない宮侑ですが、裏を返せばそれだけ勝利に対する執着心が異常なほど強いとも捉えられます。

 

 

一目で分かる 洗練された一歩目(赤葦京治)

(C)古舘春一/集英社

一目で分かる 洗練された一歩目

あの素早く的確な一歩目が

セットアップのフォーム・他者の把握全てに

余裕を持たせている

 

第28巻 第251話「リズム」より
梟谷高校・赤葦京治(あかあし けいじ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。

稲荷崎セッター・宮侑のトスを行う前の「完璧な一歩目」に対する、梟谷セッター・赤葦の独白。

 

影山も心の中で賞賛するこの「完璧な一歩目」は、同じセッターのポジションだから分かる踏み込みのようです。

宮侑が「高校No.1セッター」と言われるのは、こうした目立たないけど基礎として重要な部分を極限まで磨いているからでしょう。

 

 

だって奴らは勝手に進む だからアタシ達は ちょっとだけ空気を整えられれば良い(田中冴子)

(C)古舘春一/集英社

白鳥沢戦(あんとき)は本っっ当

悔しかったからなあ

でもアタシ達の役目は相手の応援に

勝つ事じゃない

坊主共の背中を押す事も

できないかもしれない

 

だって奴らは勝手に進む

だからアタシ達は

ちょっとだけ空気を整えられれば良い

 

第29話 第252話「後ろ盾」
田中龍之介の姉・田中冴子(たなか さえこ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。

稲荷崎高校の応援団の圧力に対抗するべく、

和太鼓チームを指揮する田中龍之介の姉・冴子の独白。

 

白鳥沢高校戦では同校の応援団の圧力に、

自分達の声援がかき消され、悔しい思いをした冴子。

 

稲荷崎高校の応援団が「勝手に作り上げるリズム」によって、

乱れが生じている烏野メンバーのサーブを整えるために、

和太鼓の音が重要な役割を担うことになります。

 

派手な外見とは裏腹に、

冷静に応援の効果は些細なものと分析する冴子ですが、

選手のパフォーマンスを心理的に向上させる応援の力は、

応援している本人が思うより、選手を後押ししていることでしょう。

 

この位置 頃合い この角度 どん ぴしゃり(宮侑)

(C)古舘春一/集英社

この位置

頃合い

この角度

どん ぴしゃり

 

第29巻 第253話「追い打ち」より
稲荷崎高校・宮侑

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目序盤にて。

稲荷崎高校セッター・宮侑と、双子の治(おさむ)による、

「変人速攻」を仕掛ける際の宮侑の独白。

 

宮侑はセッターとしての実力はもちろん、

影山や東峰が打つ、スピードと威力のある「スパイクサーブ」と、

山口や木下が打つ、変化の激しい「ジャンプフローターサーブ」を、

両方使うことの出来る「二刀流」のサーバーでもあります。

 

攻めるタイミングは

逃したらあかんよな

 

宮侑はこのように治に語りかけ、ジャンプフローターサーブで、

「あえて」守備力の高いリベロ・西谷を狙っていきます。

 

サーブでレシーブを乱し、チャンスボールになった際に、

先にジャンプしてスパイクを打とうとする治の手元に

ピンポイントにボールをトスする、

日向と影山による「変人速攻のような」攻撃を繰り出しました。

 

相手の得意なことをあえてやって見せることで精神的な圧力をかける。

それを試合中、ぶっつけ本番で試すという部分に、

宮侑のセンスの高さや思い切りの良さを感じ取れます。

 

【唯一無二じゃない】って事は 彼には吉報なのじゃないかなあ(雲雀田 吹)

(C)古舘春一/集英社

【唯一無二じゃない】って事は

彼には吉報なのじゃないかなあ

 

第29巻 第255話「見つける」より
全日本男子代表チーム監督・雲雀田 吹

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。

試合を観戦していた全日本男子代表チーム監督の雲雀田 吹(ひばりだ ふき)

が大会関係者との会話の中で言った言葉。

 

「唯一無二の攻撃(変人速攻)をあっさり使われるのは

(日向が)凹むでしょうね」という言葉を受けて雲雀田は、

日向にとって宮侑の存在は、変人速攻が使えるセッターが

他にもいる証明ではないかと答えます。

 

この試合だけで言えば、宮侑の存在は日向にとって、

脅威でしかありませんが、

影山と同じチームではなくなった時、

「変人速攻」の動きに合わせられる宮侑の存在は、

将来の日向にとっては非常に貴重なものとなるでしょう。

 

おい木下久志16歳 今の稲荷崎のレシーバーは…(烏養繋心)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

おい木下久志16歳

今の稲荷崎のレシーバーは

銀島結(ひとし)17歳

宮治16歳

赤木路成(みちなり)18歳だ!

 

以上!!

 

第29巻 第257話「正当」より
烏養高校コーチ・烏養繋心

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目中盤にて。

ピンチサーバーで出場する木下に、烏養コーチがかけた言葉。

 

相手は大学生でも、社会人でも、ましてや宇宙人でもなく、

同じ高校生だから必要以上に緊張するなというメッセージ

烏養コーチは木下に伝えたかったのでしょう。

 

「自分よりも努力して経験を積んでる」相手に対して、

同じ部分もあることを意識するのは、

必要以上に委縮しないようにするためには有効な方法かもしれません。

 

なんていうか諦めてる隙っていうか…余裕?が多分無い(大将優)

(C)古舘春一/集英社

…頭ン中にあるのは

「ボールがまだ落ちてない」って事

だけなんだと思うよ

なんていうか諦めてる隙っていうか…

余裕?が多分無い

 

第29巻 第260話「必死」より
戸美学園・大将優

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目終盤にて。

どうやっても返せなさそうなボールを追って、

広告の看板に激突する田中を見て、

戸美(のへび)学園主将・大将(だいしょう)が、

一緒に観戦していた彼女の山架美華に言った言葉。

 

観客の視点では「どうせ無理だろう」と諦めてしまう場面でも、

試合をしている選手達は、ボールを繋ぐことしか考えていない。

試合の当事者と、観客との熱量の違いが表現されている言葉です。

 

 

たった一本のミスでも 「全部だめだ」って気分になるんだ(赤葦京治&木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

田中は今日決してミスは多くない

でも稲荷崎の執拗なブロックと

それに伴う「決めなければ」という焦り

恐らくサーブで狙われるストレスなどのせいで

たった一本のミスでも(赤葦)

 

「全部だめだ」って気分になるんだ(木兎)

 

第30巻 第262話「いつだって前のめり」より
梟谷高校・赤葦京治&木兎光太郎

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目終盤にて。

2年・田中龍之介のスパイクが、アウトになってしまった時の

梟谷高校セッター・赤葦(あかあし)の独白と、

エース・木兎(ぼくと)の言葉。

 

稲荷崎戦において、田中はこれまで致命的なミスは無いのですが、

スパイクがブロックに捕まることなど小さなミスが多く、

いまいち乗り切れていません。

 

小さなミスだとしても、それが積み重なると、

自分の全てがダメだという心理状態に繋がってしまうのは、

メンタルの強い田中でも例外ではないようです。

 

ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか(田中龍之介)

(C)古舘春一/集英社

でも半年に一回くらい

限りなくメンタルが

マイナス寄りになった時に思う

自分は平凡なんだと

ところで 平凡な俺よ

下を向いている暇は あるのか

 

第30巻 第263話「パイセンの意地・2」より
烏野高校・田中龍之介

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目終盤にて。

1セット目を獲るスパイクに繋がるトスを呼んだ時の、田中の独白。

 

田中は常にポジティブでメンタルの強い性格です。

しかしこの稲荷崎戦では、小さなミスの積み重ねの影響で、

ネガティブなことを考えている描写が多くありました。

 

まさに「半年に一回のメンタルがマイナス」の状態で、

他の部員と比べて、体格も能力も「平凡」であると自覚もしてしまいます。

 

それでも、平凡だからこそ下を向いて立ち止まる時間はないと、

試合の中で自分を鼓舞できるのは、

田中のメンタルの強さを裏付けるものでしょう。

 

できるまでやれば できる(田中龍之介)

(C)古舘春一/集英社

できるまでやれば

できる

 

第30巻 第264話「失恋」より
烏野高校・田中龍之介

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目終盤にて。

1セット目を取るスパイクを打ちきる前の、田中の独白。

 

この試合を観戦する、田中の小学校時代の知り合いで、

高校女子バレー界の超強豪・新山女子高校で次期エースと称される、

天内叶歌(あまない・かのか)にも、

田中は小学校時に同じこの言葉をかけました。

 

そして、これまで決められなかった、

急角度をつけた「超インナースパイク」をこの土壇場で決め、

烏野高校は第1セットを取ることが出来ました。

 

平凡な能力だとしても、

こうした勝負を決めるスパイクを決められるという所に、

スポーツにおけるメンタルの重要性や醍醐味が感じられます。

 

ビリだろうが 文句垂れようが 先生先輩が見てようがいまいが だいたい最後までやる(山本猛虎)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

確かにおめえは踏ん張りきかねえし

サボる方法とかすぐ考え出す

でもビリだろうが 文句垂れようが

先生先輩が見てようがいまいが

だいたい最後までやる

 

第30巻 第268話「孤爪研磨の根性論」より
音駒高校・山本猛虎

 

春の高校バレー2回戦・音駒高校vs早流川工業高校2セット目終盤にて。

音駒高校2年・山本が、セッターの孤爪研磨を評する独白。

 

烏野が稲荷崎と試合をしている中で、

音駒も強豪・早流川(さるかわ)工業と2回戦でぶつかっています。

 

山本は烏野2年・田中のような熱血根性タイプで、

冷静沈着で根性論が嫌いな研磨とは最初は水と油の状態でした。

 

練習を重ねていくうちにお互いの評価も変わり、山本は研磨を、

「やる気や気合いとかではなく、とんでもない負けず嫌い」

評価し、認める存在に至りました。

 

「自分は根性の使い手ではない」と言う研磨ですが、

負けず嫌いから発生する、最後までやりきる姿勢というのは、

まさに根性と呼ぶに相応しいものではないでしょうか?

 

「仲間のためにがんばる」はオカシイこと??おれがやったらオカシイの???(孤爪研磨)

(C)古舘春一/集英社

「仲間のためにがんばる」は

オカシイこと??

おれがやったらオカシイの???

 

第30巻 第269話「けものたち」より
音駒高校・孤爪研磨

 

春の高校バレー2回戦・音駒高校vs早流川工業高校の終了後にて。

音駒高校セッター・孤爪研磨がチームメイトに叫んだ言葉。

 

小学校からの知り合いでもある音駒高校主将・黒尾からしたら、

内向的であまり協調する姿勢がなかった研磨が、

「他人」を「仲間」と呼ぶのは凄いことだそうです。

 

「仲間のために頑張る」ことも根性がなければ出来ないと思いますが、

研磨本人は自分では認めていません。

 

負けず嫌いから起因する意固地な部分もあるかもしれませんが、

チームメイトの根性を認めているからこその発言でもあり、

研磨が仲間を頼りにしていることが間接的に伝わってきます。

 

多分 西谷にとって初めての 狙われる屈辱(澤村大地)

(C)古舘春一/集英社

何か意図が無い限り

サーバーは皆 西谷を避けたがる

多分 西谷にとって初めての

狙われる屈辱

 

第30巻 第269話「けものたち」
烏野高校・澤村大地

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校2セット目序盤にて。

稲荷崎セッター・宮侑にサーブで狙われる、

烏野リベロ・西谷に対する主将・澤村の独白。

 

1セット目で宮侑は西谷がジャンプフローターサーブを

とるのが苦手ということを見抜き、

2セット目では徹底的に西谷をサーブで狙い続けることに。

 

「強い奴からサービスエースを取ったら気持ちいい」

宮侑はこうチームメイトに伝えていますが、

「リベロが取れないサーブを、自分達が取れるわけない」

というプレッシャーを烏野メンバー全体に与えることに

繋がっています。

 

「守備の得意な選手をあえて狙う」

こうした発想と、それを実現させる実力を備え合わせている、

宮侑のアスリートとしての、

メンタルの強さと能力の高さが感じ取れるでしょう。

 

 

決して打ち易くは無い状況で一人三連続の攻撃 正に力でもぎ獲る1点ッ!!!(春高バレーのアナウンサー)

(C)古舘春一/集英社

―尾白アラン ダイレクトで決めたー!!!

決して打ち易くは無い状況で一人三連続の攻撃

正に力でもぎ獲る1点ッ!!!

 

第31巻 第271話「主砲」より
春高バレーの実況アナウンサー

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校2セット目中盤にて。

稲荷崎エーススパイカー・尾白アランが、

強烈なスパイクを連続で打ち続け、

3回目で決めた時の春高バレーのアナウンサーの実況。

 

2セット目で躍動する稲荷崎メンバー。

調子が良い時は「全国3本指」のスパイカーにも数えられる、

尾白アランもエンジンがかかってきました。

 

素人目にも1回のラリーの中で、

1人の選手が全力でジャンプしてスパイクを打つのを、

3回も連続するのは非常に体力を消耗する動きだと感じますが、

それをやってのける尾白アランのスパイカーとしてのレベルの高さが伺えます。


 

喝采は要らん 【ちゃんと】やんねん(北信介)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

喝采は要らん

【ちゃんと】やんねん

 

第31巻 第274話「頭」より
稲荷崎高校・北信介

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校2セット目中盤にて。

ピンチサーバー山口のジャンプフローターサーブを

動揺なくレシーブした稲荷崎の主将・北信介の独白。

 

2セット目が稲荷崎優勢で進む中、影山のサーブなどで

流れが少し烏野の変わってきた中で、尾白アランと交代した北信介。

 

稲荷崎の黒須監督からは、

「まあ上手い方」ではあるが、

練習で出来ることは本番でも必ずやるという評価を得ている北。

 

冷静沈着でチーム全体をよく見ていて、

淡々とした的確な正論でチームメイトのミスを指摘します。

 

反復・継続・丁寧を心がけ、

「ちゃんとやんねん」が信条の北の役割は、

宮侑や尾白アランというスター選手が相手チームに与える絶望を、

ミスをしない丁寧なプレーでその「絶望を継続」させること。

 

少しだけ烏野に流れが変わった時間もありましたが、

北の投入で第2セットは稲荷崎高校が圧倒して取り返しました。

 

スターではないが、雰囲気を引き戻す北信介のような存在も、

強いチームであるためは絶対に必要なのでしょう。

 

―そうか 俺は今 こわいとおもっている(西谷夕)

(C)古舘春一/集英社

足が床に張り付く

自分の反応がいつもより遅いとわかる

―そうか

俺は今 こわいとおもっている

 

第31巻 第276話「仕掛ける」より
烏野高校・西谷夕

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。

2セット目に続き、宮侑のサーブに狙われる西谷の独白。

 

西谷は小学校に入る前までは、意外にも「超ビビり」でしたが、

試練を与えて厳しく育てたファンキーな祖父の影響で、

「怖い」と思うことが段々と減っていきました。

 

現在では度胸とメンタルを兼ね備え、

リベロとしての実力も相当に高い西谷だからこそ、

自分に久しぶりに怖さをもたらす宮侑のサーブが、

如何に脅威的なものであることが伝わってきます。

 

止めてナンボのブロックなんて 古いですから(月島蛍)

(C)古舘春一/集英社

止めてナンボのブロックなんて

古いですから

 

第31巻 第277話「多勢に無勢」より
烏野高校・月島蛍

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。

2回戦前夜のミーティングで、稲荷崎2年・角名(すな)倫太郎の

スパイクへの対策を講じる烏養コーチに月島が言った言葉。

 

尾白アラン同様、2セット目から躍動している角名は、

体幹の強さから打点の幅が広く、スパイクの助走や身体の向きから、

クロスの方向に打つとブロッカーに思わせて、空中でその逆を突く、

後出しじゃんけんのようなスパイクを打ちます。

 

ブロックの上手い音駒高校主将・黒尾ですら、

「我慢しきれず止めにいってしまう」と漏らしていますが、

月島は1.2セットをかけて、自分の後ろにいるチームメイトに

「これが角名倫太郎の特徴的なスパイク」

であることを伝えるために、ずっとクロスの方向だけ塞いでいました。

 

自己主張が薄く、止めることにこだわりがあるわけではないが、

白鳥沢戦のように、試合を通した守備のプランを考えている

月島だからこそ出来る忍耐のプレイだと言えるでしょう。

 

一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって 勘違い してたんだなあ(木下久志)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

自力でヒーローになった山口・田中

いざって時かり出されて

きっちり仕事した成田・縁下

西谷や影山みたいになれなくても

俺もどっかで

何か劇的な活躍ができるんじゃないかって

一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって

 

勘違い してたんだなあ

 

第31巻 第277話「多勢に無勢」より
烏野高校・木下久志

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。

ピンチサーバーで投入された2年・木下のサーブが、

稲荷崎にあっさりと返されてしまった時の木下の独白。

 

ピンチサーバーで出る度に緊張していた木下ですが、

投入されたこのタイミングでは「脳内サービスエース28本目」と唱えるくらい、

自分のサーブで得点を取るイメージは完成していました。

 

しかし「一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないか」という淡い期待は、

宮治の的確なレシーブによって砕かれてしまい、天を見上げる木下。

 

ただ、この後に宮侑がジャンプフローターサーブで、

リベロの西谷を狙った時に、

西谷は完璧なオーバーハンドレシーブで返すことが出来ました。

 

西谷は「お前のおかげだ!」と言わんばかりに、

自分のために練習にずっと付き合ってくれた木下を指差して、

二人は同時にガッツポーズを決めます。

 

木下は稲荷崎戦でのヒーローにはなれなかったかもしれませんが、

守備の要・西谷にとってのヒーロー、「守護神のヒーロー」になることができました。

 

 

より【いっぱい】のモンで支えたんねん セッターやもん(宮侑)

(C)古舘春一/集英社

アンダーは腕2本

オーバーは指10本

より【いっぱい】のモンで支えたんねん

セッターやもん

 

第32巻 第279話「愛」より
稲荷崎高校・宮侑

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。

稲荷崎2年・角名の問いかけに対する、稲荷崎セッター・宮侑の回答。

 

普通ならアンダーハンドで上げるくらい低いボールも、

宮侑は素早く落下するボールの下に滑り込み、

苦しい体勢からのオーバーハンドのトスを選択しました。

 

オーバーハンドのトスによってスパイカーに攻撃の選択肢を、

複数与えることが出来ます。

 

宮侑はお調子者で、時に勝ち気で高圧的ですが、

スパイカーに対しては誰よりも真摯で献身的であると、

全日本男子代表チーム監督の雲雀田(ひばりだ)は評価しました。

 

宮侑がセッターを志したきっかけは、

「気持ちよくスパイクを打たせる」という所にあります。

 

その原点を忘れずに、そのために必要な技術、体力を兼ね備えている。

こうした部分にも宮侑の高校No.1セッターたる所以が感じ取れるでしょう。

 

“たくさんの昨日”はもう筋肉になっとる 【今日】何をする?(宮侑&宮治)

(C)古舘春一/集英社

全国2位が何やねん

2位?3位やったっけ?

どっちでもええわ【昨日】の事や

“昨日”はもう消化した

“たくさんの昨日”はもう筋肉になっとる

【今日】何をする?

 

双子速攻 マイナス・テンポ

“裏”!!!

 

第32巻 第280話「コンセプト」より
稲荷崎高校・宮侑&宮治

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目中盤にて。

宮治からのトス、宮侑のスパイクで、

日向・影山の変人速攻のスパイクを決めた時の宮侑と宮治の独白。

 

宮侑からのトス、宮治のスパイクを繰り出しただけでも驚きですが、

本職がセッターではない宮治のトスでも変人速攻を成功させました。

 

稲荷崎高校バレーボール部の横断幕には、

「思い出なんかいらん」という高校生の部活動の醍醐味を

否定してしまうようなスローガンが書かれています。

 

昨日のことより今日のこと、安定より挑戦をモットーと考え、

全国2位という素晴らしい成績も昨日のこととし、

常に新しいことに挑戦し続ける姿勢を崩さない宮兄弟、

特に宮侑の向上心と好奇心の高さが伺えます。

 

 

大きく険しい山を登る途中に足掛かりとなってくれるような1本(雲雀田吹)

(C)古舘春一/集英社

―稀に…練習・試合

長く・そして多分苦しい事の方が多い時間の中で

ごく稀にこういう1本がある

 

思い出すだけで心が奮い立つような

自信が蘇るような

 

大きく険しい山を登る途中に

足掛かりとなってくれるような1本

 

それは奇蹟などではなく

100本に1本 1000本に1本であれ

掴みに行って掴む1本

 

稀に掴む そういう1本を紡いで

上へ上へと登って行く

 

第32巻 第281話「ハーケン」より
全日本男子代表チーム監督・雲雀田 吹

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目中盤にて。

稲荷崎エース・尾白アランのスパイクを日向がレシーブ

した際の、全日本男子代表チーム監督・雲雀田(ひばりだ)の独白。

 

宮治のスパイクと見せかけた逆サイドへのトスで、

烏野のブロックは完全に翻弄されて、

ほぼブロックが無い状態で打たれた尾白アランのスパイクを

日向が完璧にレシーブしました。

 

そのレシーブはマグレではなく、春高前に実施された、

「宮城県1年生選抜強化合宿」にて、

日向が身に付けたコートを俯瞰する視点による「凝縮された思考」に基づくもの。

 

「大きく険しい山を登る途中に足掛かりとなってくれるような1本」

という雲雀田の独白を背景に、

登山道具のひとつで、岸壁の割れ目に打ち込んで使用する「ハーケン」

描かれています。

 

日向にとってこのレシーブは、バレーボールの頂点という山を

登るための「ハーケン」のようなものなのでしょう。

 

そしてこのレシーブを見た影山は、不本意ながらもこうつぶやきます。

 

…お前に

これを言う日が来るとは

ナイスレシーブ

 

ナイスレシーブって言ったの聞いてっからな!? じゃあ次とるやつ見てろ!(日向翔陽)

(C)古舘春一/集英社

ナイスレシーブって言ったの

聞いてっからな!?

じゃあ 次とるやつ見てろ!

 

第32巻 第282話「メシ」より
烏野高校・日向翔陽

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目中盤にて。

タイムアウト中に、日向が影山に言った言葉。

 

日向の会心のレシーブが成功した時のラリーは、

ボールがネットに当たるアクシデントにより、

稲荷崎の得点となってしまいました。

 

他のチームメイトの心が折れかけて、焦りや疲労が積み重なる中で、

日向だけは笑いながら影山に、次のレシーブを見てろと

嬉しそうに語ります。

 

「苦しい もう止まってしまいたいそう思った瞬間からの一歩」

日向は烏野に入部した時から、ずっとこの一歩を踏み出し続けています。

 

仲間の苦しい雰囲気を打破する、

日向の一言にチームメイトにも笑顔が戻りました。

 

励ましなんかじゃねえ この脅迫(しんらい)に応えて見せろ(田中龍之介)

(C)古舘春一/集英社

励ましなんかじゃねえ

この脅迫(しんらい)に

応えて見せろ

 

第32話 第285話「静かなる王の誕生」より
烏野高校・田中龍之介

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。

影山のトスをスパイクしようとする烏野2年・田中の独白。

 

第1セット目を決めるスパイクを打った田中ですが、

いつもよりブロックが見える気がするがゆえに、

これ以上強引にいくのは危険だという勘から、

影山に自分へのトスを少し減らして欲しいと打診します。

 

以前までの影山はスパイカーからの要求は素直に受けていましたが、

「いいえ。田中さんの攻撃が必要です」と田中の要求を拒否します。

 

春高前の伊達工業との練習試合で、烏養コーチから、

「選手の気持ちなんて分からなくて普通だ。

試合の状況と選手の状態を把握するんだ」

という助言を受けた影山。

 

田中の「気持ち」としては、

強引にスパイクするのは危険だと思っていますが、

影山は冷静に田中の試合での「パフォーマンス」を見て判断し、

スパイカーに選択肢を与える絶妙なトスを上げます。

 

「田中さんの状態は良いんだからこのトスで決められますよね?」

言わんばかりの信頼と脅迫が入り混じった影山のトス。

 

そして田中は相手側のセットポイントという極限の状態で、

ストレートのスパイクをラインギリギリに打つ、

「極上ラインショット」を決めることが出来ました。

 

文句?なんで?次もくれ(日向翔陽)

(C)古舘春一/集英社

文句?なんで?

次もくれ

 

第32巻 第286話「脅迫(しんらい)」より
烏野高校・日向翔陽

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。

疲労からトスをうまくあげられなかった影山が、

「文句を言えよ」と言った時の日向の言葉。

 

「お前はどんなボールでも上げるだろ?」と

笑顔で無茶な要求をし続ける日向に、脅威を感じる影山。

 

「自分を極限に追い込んで来るのは敵だけとは限らない」

日向にとっては影山は入部当初から倒すべきライバルでしたが、

影山にとっても日向は負けたくないライバルになりつつあるのでしょう。

 

ここでこの人を叩き落とせたらチームは大盛り上がりだろうな でも無理だから 居ろよ(月島蛍)

(C)古舘春一/集英社

ここでこの人を叩き落とせたら

烏野(チーム)は大盛り上がりだろうな

でも 無理だから

 

居ろよ

 

第32話 第287話「アンチ奇蹟」より
烏野高校・月島蛍

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。

稲荷崎2年・角名(すな)のスパイクをブロックでコースを絞ろうと

した時の月島の独白。

 

後出しじゃんけんのように空中で逆を突く角名のスパイクを、

止めることよりコースを絞ることにひたすら専念した月島。

試合の最終盤の同点で交互にマッチポイントを迎える中で、

月島が絞った角名のスパイクのコースは日向がいるコースでした。

 

日向にいつも嫌味を言い放つ月島ですが、

日向のレシーブの成長は認めているのが「居ろよ」という

部分に込められていると感じます。


 

今コート内の連中がどういう気持ちか分かるか? 『ここでキメた奴がヒーローや』(北信介)

(C)古舘春一/集英社

今 コート内の連中がどういう気持ちか分かるか?

『ここでキメた奴がヒーローや』

 

第33巻 第288話「空腹の伝染」より
稲荷崎高校・北信介

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。

稲荷崎主将・北信介が、後輩の1年・理石(りせき)に言った言葉。

 

互いにマッチポイントを奪い合う極限の状態の中、

プレッシャーや緊張よりも、

自分が試合を決めてやるという思いをコート上の選手は

抱いていると分析する北。

 

自分が望む望まないは別に、「誰かに」ではなく「自分が」

思える選手がいわゆる「ヒーロー」となり、

バレーボールに限らず将来直面する困難にも自分から

立ち向かっていける気概にも繋がっていくのだと思います。

 

…やべぇ 泣きそう(菅原孝支)

(C)古舘春一/集英社

観客…いや観戦してる選手も

何とも思わないかもしれない

【ただのパス】

 

…やべぇ 泣きそう

 

第33巻 第289話「“楽”・2」より
烏野高校・菅原孝支

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。

日向が「ゆっくりと長いファーストタッチ」をした時の、

烏野3年・菅原の独白。

 

再三のマッチポイントに、「ここで決める」という意志が強くなるにつれて、

烏野メンバー全員のリズムが速くなりすぎていました。

「はやさ」は魔性で、視野を狭く、呼吸を浅く、

相手と同時に自分達を苦しめてしまうもの。

 

影山すらも速さに引っ張られていた中で、

日向は宮城県1年生選抜強化合宿で、角川学園・百沢にアドバイスした

「ゆっくりと長いファーストタッチ」をここで実践し、

チームメイトに時間的な余裕をもたらしました。

 

日向は入部当初は「レシーブよりもスパイクがしたい」という考えでした。

それが1年生選抜強化合宿を経て、

そして稲荷崎戦での会心のレシーブを実践し、

スパイクという攻撃とレシーブという防御の両方にやりがい

見出すようになっています。

 

そんな日向の技術面と精神面の成長に、

菅原も感動を覚え、涙を必死でこらえる描写がされていました。

 

それでも無敵なんかじゃないと 他人より少しだけ知っているから(月島蛍)

(C)古舘春一/集英社

多分 皆が驚いていたけれど

僕らは驚かない

0.1秒が勝負の瞬間に日向・影山(こいつら)だけが

このタイミングの双子の早いバックアタックに

唯一1mmも動揺していなかった

「はやさ」はとても

とても強い武器で 魅力的で 格好良くて

 

それでも無敵なんかじゃないと

他人より少しだけ知っているから

 

第33話 第290話「バケモンたちの宴」より
烏野高校・月島蛍

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。

宮兄弟のバックアタックの変人速攻をブロックした、

日向・影山に対する月島の独白。

 

烏野がマッチポイントを迎え、

日向の「ゆっくりと長いファーストタッチ」で、

最後の勝負を仕掛ける烏野だったが、それは稲荷崎も同様でした。

 

1点を取られれば負けてしまう状況で宮兄弟は、

宮侑のトスによる変人速攻、宮治のトスによる変人速攻に続き、

宮侑のトスによる変人速攻バックアタック、

「双子速攻 マイナス・テンポ “背”(はい)」を仕掛けました。

 

マッチポイントを互いに奪い合う極限状態の中で、

繰り出された新しい攻撃に対して、日向・影山はそのスパイクを

ブロックして、第3セットを取り、

インターハイ準優勝校の稲荷崎に勝利することが出来ました。

 

変人速攻の速さと効果を誰よりも理解している日向と影山。

同時に、

インターハイ予選の青葉城西戦ではそれを完璧に読まれた苦い経験から、

繰り出すタイミングが分かれば、

止めることは出来る無敵ではない攻撃とも理解していた。

 

過去の経験を自分達の血肉に変えて、

勝負を決める場面でそれを発揮してみせた日向と影山の

修正力、対応力の高さや勝負強さが感じられました。

 

 

どや俺の仲間すごいやろって もっと言いたかったわ(北信介)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

けどやっぱり悔しいなあ

今まで【ちゃんと】やってきたし

俺には後悔なんか無いって言い切れる

俺にとって「勝敗(けっか)」は単なる副産物

なのも変わらんのに

…なんやろなあ

 

どや俺の仲間すごいやろって

もっと言いたかったわ

 

第33巻 第291話「変化の日」より
稲荷崎高校・北信介

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校の試合終了後にて。

稲荷崎主将・北信介がチームメイトに言った言葉。

 

普段の練習ではあまり表情を表に出さない北でしたが、

試合中には後輩・チームメイトに笑いながら語るシーンが

何回かありました。

 

北は「反復・丁寧・継続」が信条で、

練習でできることは試合でもできるタイプなので、

自分の役割は遂行出来たという点で後悔は無かったかもしれません。

 

「俺の仲間すごいやろともっと言いたかった」には、

チームメイトの凄さがもっと伝わって欲しかったという、

主将としてチームを誇りに思う気持ちがあったのではないでしょうか?

 

北の言葉に対して、宮兄弟はこう答えます。

言ってくださいよ

孫の代まで自慢できる後輩になりますから

 

全国大会の初戦で敗退してしまった稲荷崎ですが、

宮兄弟にとっては「大きな財産となる敗北」となることでしょう。

 

 

まとめ(アニメ続編劇場版の告知映像もあります)

ハイキュー!!の【考えさせられる名言】をピックアップし、

【自己啓発となりそうな部分】を中心にまとめてみました。

 

今回は、春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校戦を

メインにピックアップしました。

 

個人的にはスポーツ漫画史でトップ10に入る名試合だと思いますし、

今回選ばなかった名言も数多くありますので、

是非機会があれば漫画かアニメでこの熱量ある試合をご覧いただきたいです。

 

考えさせられる台詞が多い以外にも、ハイキュー!!には、

 

◎本格的なバレーボールのプレイ描写

◎魅力的・個性的なキャラクター

◎共感出来る「部活あるある」の数々

◎カッコいい台詞回し名言

 

上記の要素も沢山あって、非常に面白い漫画です!

 

すでに連載は終了している作品ですが、

2022年9月2日(金)に『ハイキュー!!』10周年を祝う記念本、

『ハイキュー!! 10thクロニクル』が発売予定です。

https://www.shonenjump.com/j/2022/03/07/220307_hq001.html

 

 

スポーツ漫画としても、自己啓発を促す漫画としても、

非常に面白い漫画「ハイキュー!!」を是非とも読んでみてください!!


 

2022年8月13日に「ハイキュー!! FINAL」と銘打ったアニメ続編劇場版二部作

制作が決定されたことが発表され、解禁映像がYouTubeにあがりました!

個人的には音駒戦、鴎台戦、ビーチバレー修行編、Vリーグ編を

収めるには二部作ではなく、三部作が良かったのですが、

アニメのハイキュー!!の完結を観れるだけでありがたい限りです。

 

\月額500円で「ハイキュー!!」含む800作品以上のアニメ観放題!/

 

\最大20泊21日!近くで「ハイキュー!!」が読めない方はご自宅で!/

 

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