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名言(試合・エピソード別)

【できるまでやればできる】烏野vs稲荷崎より名言30選「ハイキュー!!」名言集⑩(28~33巻)

週刊少年ジャンプで連載されていたバレーボール漫画「ハイキュー!!」には、数多くの素晴らしい名言が存在します。

私は週刊少年ジャンプを25年以上、今なお毎週全作品をチェックしていますが、「ハイキュー!!」は何度読み返しても心震える名言ばかりです。

この記事では「ハイキュー!!」の烏野高校vs稲荷崎高校での名言を取り上げていきます。

皆様の生き方、思考、行動に良い影響を与える名言が一つでも多く見つかれば幸いなので、是非とも最後までお読みください。

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  • 名言の抽出範囲は、単行本28~33巻(アニメ第4期で映像化された原作部分)となります。
  • 春高バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎(いなりざき)高校からの名言がメインとなります。
  • 名言を取り上げていく都合上、物語のネタバレが含まれることはご了承ください。
  • 「まとめ」部分では2024年2月公開の「ハイキュー!!」劇場版予告をまとめております。

目次

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎より名言30選「ハイキュー!!」名言集⑩(28~33巻)

(アニメ第4期第2クール・エンディングテーマ「One Day」by SPYAIR)


/特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会などファン必見の内容です\

あいつはヘタクソですけど 弱くはないので大丈夫だと思います(影山飛雄)

(C)古舘春一/集英社

俺はヘタクソじゃないです

 

あいつはヘタクソですけど

弱くはないので大丈夫だと思います

 

第28巻 第248話「格差」より
烏野高校・影山飛雄(かげやま  とびお)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。試合前のアップ中に、話しかけにきた稲荷崎セッター・宮侑に対して、影山が返した言葉。

俺下手糞と試合すんのほんま嫌いやねん

日向を見ながら、宮侑は笑顔で挑発してきます。

挑発を冷静に受け止めて、そう簡単にはいかないと言葉を返す影山。

「高校No.1セッター」と言われる宮侑に、全くひるまない影山のメンタルの強さと静かな闘争心を感じられるでしょう。

しょうぐん
影山は嘘をつくのが下手だからこそ、日向の「強さ」を素直に認めてるのがいいですね。

俺のサーブの邪魔すんなや この喧しブタ(宮侑)

(C)古舘春一/集英社

俺のサーブの邪魔すんなや

この喧しブタ

 

第28巻 第249話「喧噪と静寂」より
稲荷崎高校・宮侑(みや  あつむ)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第1セット序盤、声援でサーブを邪魔された稲荷崎セッター・宮侑が、声援を送った女性ファンを睨んだ際の独白。

稲荷崎は優勝候補校だけあって、応援団も大所帯で下記のように選手を援護射撃する体制が整っています。

  • 全国常連の吹奏楽部の演奏で相手のリズムを崩す
  • 自チームのサーバーには静寂による集中
  • 相手チームのサーバーにはブーイングによる動揺

応援の決まりを知らずに声援を送った女性達は宮兄弟のファンですが、そんなことは関係なく、宮侑はサーブを邪魔されたことに激しい苛立ちを見せます。

序盤から宮侑のプレーに対する集中と、勝利に対する執念が異常なまでに強いということが伝わるでしょう。

一目で分かる 洗練された一歩目(赤葦京治)

(C)古舘春一/集英社

一目で分かる 洗練された一歩目

あの素早く的確な一歩目が

セットアップのフォーム・他者の把握全てに

余裕を持たせている

 

第28巻 第251話「リズム」より
梟谷高校・赤葦京治(あかあし  けいじ)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。稲荷崎セッター・宮侑のトスを行う前の「完璧な一歩目」に対する、梟谷セッター・赤葦の独白。

影山も賞賛する「完璧な一歩目」は、同じセッターのポジションだから気付く動作です。

宮侑が「高校No.1セッター」と言われるのは、地味だけど重要な基本動作を極限まで磨いているからに他なりません。

才能にあぐらをかかず、基礎技術を磨き続けることは一流へ通じる道であることが伝ってきます。

★だって奴らは勝手に進む だからアタシ達は ちょっとだけ空気を整えられれば良い(田中冴子)

(C)古舘春一/集英社

白鳥沢戦(あんとき)は本っっ当

悔しかったからなあ

でもアタシ達の役目は相手の応援に

勝つ事じゃない

坊主共の背中を押す事も

できないかもしれない

 

だって奴らは勝手に進む

だからアタシ達は

ちょっとだけ空気を整えられれば良い

 

第29話 第252話「後ろ盾」
田中龍之介の姉・田中冴子(たなか  さえこ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。稲荷崎の応援団が与える影響を緩和するため、和太鼓チームを指揮する田中龍之介の姉・冴子の独白。

冴子は応援の効果は些細なものだと、冷静に捉えています。ですが、メンタルの安定が高いパフォーマンスにつながるのがスポーツ。

稲荷崎の応援団が「勝手に作り上げるリズム」により、サーブに乱れが生じている烏野メンバーのリズムを整えるのに、和太鼓の音は大きく役立つことに。

選手のパフォーマンスを精神面で支える応援の力は、応援してる本人が思う以上に選手の後押しとなります。

この位置 頃合い この角度 どん ぴしゃり(宮侑)

(C)古舘春一/集英社

この位置

頃合い

この角度

どん ぴしゃり

 

第29巻 第253話「追い打ち」より
稲荷崎高校・宮侑(みや   あつむ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。第1セットの序盤、双子の宮治と「変人速攻」を仕掛ける際の、稲荷崎セッター・宮侑の独白。

攻めるタイミングは

逃したらあかんよな

宮侑は治にこう語りかけ、ジャンプフローターサーブで、守備力の高い烏野リベロ・西谷のレシーブを乱します。

チャンスボールに宮侑は、治の手元へ正確無比にボールをトスする、日向影山の専売特許である「変人速攻」に似た攻撃を仕掛けました。

ぶっつけ本番で新しいことを試すのは、リスクが大きいですが、相手の得意なことをやって見せることは、相手にプレッシャーを与えられるでしょう。

「リスクなくして成功なし」を躊躇いなく実践する、宮侑のカッコよさと勝負強さが感じられる名言です。

【唯一無二じゃない】って事は 彼には吉報なのじゃないかなあ(雲雀田 吹)

(C)古舘春一/集英社

【唯一無二じゃない】って事は

彼には吉報なのじゃないかなあ

 

第29巻 第255話「見つける」より
全日本男子代表チーム監督・雲雀田 吹(ひばりだ   ふき)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。試合を観ていた全日本男子代表チーム監督の雲雀田 吹が大会関係者との会話で言った言葉。

「唯一無二の攻撃(変人速攻)をあっさり(宮侑に)使われるのは(日向が)凹むでしょうね」

この言葉を受けて雲雀田は、日向にとって宮侑は、影山以外とも変人速攻ができる存在だと答えます。宮侑は敵としては脅威ですが、味方になれば仲間の力を最大限に引き出してくれることは間違いありません。

「唯一無二じゃない」ことが吉報になるのは、将来同じチームになる可能性があるスポーツの世界だからこそ言えることでしょう。

おい木下久志16歳 今の稲荷崎のレシーバーは…(烏養繋心)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

おい木下久志16歳

今の稲荷崎のレシーバーは

銀島結(ひとし)17歳

宮治16歳

赤木路成(みちなり)18歳だ!

 

以上!!

 

第29巻 第257話「正当」より
烏野高校・烏養繋心(うかい   けいしん)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。第1セット中盤で、ピンチサーバーで出場する烏野2年・木下に、烏野・烏養コーチがかけた言葉。

相手は大学生でも、社会人でも、ましてや宇宙人でもない。同じ高校生だから必要以上に緊張するなというメッセージを伝えたかったのでしょう。

自分よりも明らかに格上の相手に対して、共通点もあると意識することは、過度に委縮しないようにするために有効な方法です。

なんていうか諦めてる隙っていうか…余裕?が多分無い(大将優)

(C)古舘春一/集英社

…頭ン中にあるのは

「ボールがまだ落ちてない」って事

だけなんだと思うよ

なんていうか諦めてる隙っていうか…

余裕?が多分無い

 

第29巻 第260話「必死」より
戸美学園・大将優(だいしょう  すぐる)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目終盤にて。返球がほぼ不可能なボールを追って、広告の看板に激突する烏野元気坊主・田中を見て、戸美(のへび)学園主将・大将が、一緒に観戦していた彼女・山架美華(やまか  みか)に言った言葉。

観客の視点では「どうせ無理だろう」と諦めてしまう場面でも、試合をしている選手達は、ボールを繋ぐことしか考えていません。

試合をしている選手の、試合への熱量や集中力は観客とは比べ物にならないくらい高いことが分かります。

たった一本のミスでも(赤葦京治)「全部だめだ」って気分になるんだ(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

田中は今日決してミスは多くない

でも稲荷崎の執拗なブロックと

それに伴う「決めなければ」という焦り

恐らくサーブで狙われるストレスなどのせいで

たった一本のミスでも(赤葦)

 

「全部だめだ」って気分になるんだ(木兎)

 

第30巻 第262話「いつだって前のめり」より
梟谷高校・赤葦京治&木兎光太郎(あかあし  けいじ&ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校1セット目終盤にて。烏野元気坊主・田中のスパイクが、アウトになってしまった時の梟谷セッター・赤葦の独白と、エース・木兎の言葉。

稲荷崎戦において、田中はこれまで致命的なミスは無いが、スパイクがブロックに捕まるなどの小さなミスが多く、いまいち乗り切れていません。

ミスが積み重なると、自分の全てがダメだという心理状態に陥ります。メンタルの強い田中も例外ではなく、ミスをしないことの大切さが感じられます。

ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか(田中龍之介)

(C)古舘春一/集英社

でも半年に一回くらい

限りなくメンタルが

マイナス寄りになった時に思う

自分は平凡なんだと

ところで 平凡な俺よ

下を向いている暇は あるのか

 

第30巻 第263話「パイセンの意地・2」より
烏野高校・田中龍之介(たなか  りゅうのすけ)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第1セット終盤で、セットを勝ち取るスパイクを打つ前の、烏野元気坊主・田中の独白。

田中は常にポジティブでメンタルが強い選手です。しかし稲荷崎戦では、小さなミスの積み重ねで、ネガティブなことを考えてしまいます。

平凡だからこそ下を向いて立ち止まる時間はないと、試合中に思い直せるのは、田中のメンタルが相当な強さであることの証明でしょう。

できるまでやれば できる(田中龍之介)

(C)古舘春一/集英社

できるまでやれば

できる

 

第30巻 第264話「失恋」より
烏野高校・田中龍之介(たなか  りゅうのすけ)

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春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第1セットを烏野が勝ち取るスパイクを打つ前の、烏野元気坊主・田中の独白。

田中は小学校の時に、新山女子エース・天内叶歌(あまない  かのか)に、同じ言葉をかけました。

この言葉で弱気になっていた自分自身を奮い立たせ、超インナースパイクを決めた田中。

心折れずにできるまで挑戦し続けること自体、とても難しいことで、田中の尋常ではないメンタルの強さが感じられます。

しょうぐん
勝負において持ってる能力と同じくらい、強いメンタルで臨むことが重要だと伝わる名言でしょう。

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ビリだろうが 文句垂れようが 先生先輩が見てようがいまいが だいたい最後までやる(山本猛虎)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

確かにおめえは踏ん張りきかねえし

サボる方法とかすぐ考え出す

でもビリだろうが 文句垂れようが

先生先輩が見てようがいまいが

だいたい最後までやる

 

第30巻 第268話「孤爪研磨の根性論」より
音駒高校・山本猛虎(やまもと  たけとら)

 

春の高校バレー2回戦・音駒高校vs早流川工業高校2セット目終盤にて。音駒高校2年・山本の、セッター・孤爪研磨に対する独白。

烏野が稲荷崎と試合をしている中で、音駒も強豪・早流川(さるかわ)工業と2回戦でぶつかっています。

山本は烏野元気坊主・田中のような熱血根性タイプで、冷静沈着で根性論が嫌いな研磨とは最初は水と油の関係でした。しかし、練習を重ねていくうち、山本は研磨をとんでもない負けず嫌いと評価するようになります。

「自分は根性の使い手ではない」と言う研磨ですが、負けたくないから最後までやりきる姿勢というのは、まさに根性そのものでしょう。

「仲間のためにがんばる」はオカシイこと??おれがやったらオカシイの???(孤爪研磨)

(C)古舘春一/集英社

「仲間のためにがんばる」は

オカシイこと??

おれがやったらオカシイの???

 

第30巻 第269話「けものたち」より
音駒高校・孤爪研磨(こづめ  けんま)

 

春の高校バレー2回戦・音駒高校vs早流川(さるかわ)工業高校が終了した後、音駒セッター・孤爪研磨がチームメイトに叫んだ言葉。

小学校からの友達でもある音駒主将・黒尾いわく、内向的で協調性がなかった研磨が、「他人」を「仲間」と呼ぶのは凄いことだそうです。

研磨は自分では「根性は持っていない」と分析していますが、「仲間のために頑張る」ことは根性が無ければできません。

実は自分に根性があること、チームメイトのために頑張ること、これまで抱かなかった感覚に戸惑っている研磨の様子がかわいらしいです。

新しい感覚への戸惑いは、精神面での成長過程でもあるので決して悪いことではないでしょう。

多分 西谷にとって初めての 狙われる屈辱(澤村大地)

(C)古舘春一/集英社

何か意図が無い限り

サーバーは皆 西谷を避けたがる

多分 西谷にとって初めての

狙われる屈辱

 

第30巻 第269話「けものたち」
烏野高校・澤村大地(さわむら  だいち)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校2セット目序盤にて。稲荷崎セッター・宮侑にサーブで狙われる、烏野リベロ・西谷に対する主将・澤村の独白。

1セット目で宮侑は西谷がジャンプフローターサーブをレシーブするのが苦手なのを見抜き、2セットで徹底的に西谷をサーブで狙い続けることに。

守備の得意な選手をあえて狙うのは、「リベロが取れないサーブを、自分達が取れるわけない」というプレッシャーを与えることに繋がります。

「強い奴からサービスエースを取ったら気持ちいい」と考えられる宮侑。強い選手と勝負することにこだわるのは一流アスリートの証でしょう。

決して打ち易くは無い状況で一人三連続の攻撃 正に力でもぎ獲る1点ッ!!!(春高バレーのアナウンサー)

(C)古舘春一/集英社

―尾白アラン ダイレクトで決めたー!!!

決して打ち易くは無い状況で一人三連続の攻撃

正に力でもぎ獲る1点ッ!!!

 

第31巻 第271話「主砲」より
春高バレーの実況アナウンサー(はるこうばれーのじっきょうあなうんさー)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校2セット目中盤にて。稲荷崎エース・尾白アランが、強烈なスパイクを連続で打ち、得点した時の春高バレーのアナウンサーの実況。

調子が良い時は「全国3本指」のスパイカーにも数えられる、尾白アランは2セット目からエンジンがかかってきました。

1人の選手が全力でジャンプしてスパイクを打つのを、3回も連続するのは非常に体力を消耗する動きです。

見事にやってのける尾白アランのスパイカーとしての力量の高さが感じられます。

喝采は要らん 【ちゃんと】やんねん(北信介)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

喝采は要らん

【ちゃんと】やんねん

 

第31巻 第274話「頭」より
稲荷崎高校・北信介(きた  しんすけ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校2セット目中盤にて。烏野ピンチサーバー・山口のジャンプフローターサーブを難なくレシーブした稲荷崎主将・北信介の独白。

2セット目が稲荷崎優勢で進む中、影山のサーブなどで流れが少し烏野に向いた中で、交代出場する北。稲荷崎・黒須監督は北の実力以上に、「練習で出来ることは本番でも必ずやる」という点で大きく評価しています。

稲荷崎セッター・宮侑やエース・尾白アランというスター選手の役割が相手チームに絶望を与えることに対して、徹底した反復・継続・丁寧をベースにしたミスをしないプレーで「絶望を継続」させるのが北の役割です・

北の投入で2セット目は稲荷崎が圧勝しました。スター選手ではないが、雰囲気を引き戻す北のような存在は、強いチームには絶対に必要でしょう。

―そうか 俺は今 こわいとおもっている(西谷夕)

(C)古舘春一/集英社

足が床に張り付く

自分の反応がいつもより遅いとわかる

―そうか

俺は今 こわいとおもっている

 

第31巻 第276話「仕掛ける」より
烏野高校・西谷夕(にしのや  ゆう)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。2セット目に続き、稲荷崎セッター・宮侑のサーブに狙われる烏野リベロ・西谷の独白。

西谷は小学校に入る前までは、「超ビビり」でしたが、ファンキーな祖父が試練を与えて厳しく育てた結果、「怖さ」を段々感じなくなります。

度胸の強さと、リベロとしての実力を兼ね備える西谷に「怖さ」を感じさせる宮侑のサーブが、どれだけ脅威的か伝わってくるでしょう。

止めてナンボのブロックなんて 古いですから(月島蛍)

(C)古舘春一/集英社

止めてナンボのブロックなんて

古いですから

 

第31巻 第277話「多勢に無勢」より
烏野高校・月島蛍(つきしま  けい)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。前日ミーティングで、稲荷崎2年・角名(すな)倫太郎のスパイク対策を伝える烏野・烏養コーチに烏野ブロックの要・月島が言った言葉。

角名は体幹の強さによる打点の幅が広く、ブロッカーが止める方向を空中で確認してから逆を突くスパイクを打つことができる選手です。

音駒主将・黒尾曰く「我慢しきれず止めにいってしまう」角名のスパイクの特徴を伝えるため、月島はずっとクロスの方向だけ塞いでいました。

しょうぐん
自分で止めることに固執せず、チームとしての守備プランを優先できる月島の恐ろしいほどの冷静さと忍耐が感じられますね。

一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって 勘違いしてたんだなあ(木下久志)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

自力でヒーローになった山口・田中

いざって時かり出されて

きっちり仕事した成田・縁下

西谷や影山みたいになれなくても

俺もどっかで

何か劇的な活躍ができるんじゃないかって

一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって

 

勘違い してたんだなあ

 

第31巻 第277話「多勢に無勢」より
烏野高校・木下久志(きのした  ひさし)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。ピンチサーバーで投入された烏野2年・木下のサーブが、あっさりと返されてしまった時の木下の独白。

交代で出る度に緊張していた木下ですが、この時は「脳内サービスエース28本目」と唱えるくらい、自分のサーブで得点を取るイメージは完成していました。

しかし「自分もヒーローになれるかもしれない」という淡い期待は、強豪・稲荷崎の的確なレシーブによって打ち砕かれます。「物事はそう上手くはいかない」という現実が突きつけられる切ない名言です。

ですが、この後に烏野リベロ・西谷が稲荷崎セッター・宮侑のサーブを完璧にレシーブした際に、練習にずっと付き合ってくれた木下を指差して、二人は同時にガッツポーズを決めます。

木下は稲荷崎戦でのヒーローにはなれなかったかもしれませんが、西谷にとってのヒーローになることができました。

より【いっぱい】のモンで支えたんねん セッターやもん(宮侑)

(C)古舘春一/集英社

アンダーは腕2本

オーバーは指10本

より【いっぱい】のモンで支えたんねん

セッターやもん

 

第32巻 第279話「愛」より
稲荷崎高校・宮侑(みや  あつむ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目序盤にて。稲荷崎2年・角名の質問に対する、稲荷崎セッター・宮侑の回答。

普通のセッターならアンダーハンドで上げるボールを、落下するボールの下に素早く潜り込み、苦しい体勢から正確なオーバーハンドのトスをする宮侑。

オーバーハンドのトスはボールの軌道が安定し、スパイカーに攻撃の選択肢を複数与えることが可能です。

勝ち気で高圧的でありながら、スパイカーに対して誰よりも真摯で献身的であると、全日本男子代表チーム監督・雲雀田(ひばりだ)は宮侑を評価します。

「気持ちよくスパイクを打たせることへのワクワク」が宮侑がセッターを始めた原点。

その原点を実行するために、必要な技術と身体の強さを身に付けている部分こそ宮侑が高校No.1セッターたる所以なのでしょう。

“たくさんの昨日”はもう筋肉になっとる 【今日】何をする?(宮侑&宮治)

(C)古舘春一/集英社

全国2位が何やねん

2位?3位やったっけ?

どっちでもええわ【昨日】の事や

“昨日”はもう消化した

“たくさんの昨日”はもう筋肉になっとる

【今日】何をする?

 

双子速攻 マイナス・テンポ

“裏”!!!

 

第32巻 第280話「コンセプト」より
稲荷崎高校・宮侑&宮治(みや  あつむ&みや  おさむ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第3セット中盤で、日向影山による変人速攻と似たスパイクを決めた時の稲荷崎最強双子・宮侑宮治の独白。

宮侑からのトスによる変人速攻を成功させただけでなく、本来のポジションがセッターではない宮治のトスでも変人速攻を成功させました。

稲荷崎高校バレーボール部の横断幕には、「思い出なんかいらん」という高校生の部活動の醍醐味を否定してしまうようなスローガンが書かれています。

安定より挑戦を信条とし、全国2位という素晴らしい成績も昨日のものと割り切り、「今日」常に新しいことに挑戦し続ける宮兄弟。

大事なのは、過去ではなく現在。変えられない過去にこだわるより、変えていける今この瞬間に集中することが大事ということでしょう。

大きく険しい山を登る途中に足掛かりとなってくれるような1本(雲雀田吹)

(C)古舘春一/集英社

―稀に…練習・試合

長く・そして多分苦しい事の方が多い時間の中で

ごく稀にこういう1本がある

 

思い出すだけで心が奮い立つような

自信が蘇るような

 

大きく険しい山を登る途中に

足掛かりとなってくれるような1本

 

それは奇蹟などではなく

100本に1本 1000本に1本であれ

掴みに行って掴む1本

 

稀に掴む そういう1本を紡いで

上へ上へと登って行く

 

第32巻 第281話「ハーケン」より
全日本男子代表チーム監督・雲雀田 吹(ひばりだ  ふき)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目中盤にて。稲荷崎エース・尾白アランのスパイクを日向がレシーブした際の、全日本男子代表チーム監督・雲雀田の独白。

宮治のスパイクと見せかけたトスで、烏野ブロックは完全に翻弄されましたが、ノーマークで打たれた尾白のスパイクを完璧にレシーブした日向。

そのレシーブはマグレではなく、「宮城県1年生選抜強化合宿」にて、日向が身に付けたコートを俯瞰することで身に付いた凝縮された思考に基づくもの。

雲雀田の独白を背景に、登山道具のひとつで、岸壁の割れ目に打ち込んで足場として使用する「ハーケン」が描かれています。

日向にとってこのレシーブは、バレーボールという高い山を登るための「ハーケン」のようなものとなりました。

このレシーブを見た影山は、不本意ながらもつぶやきます。

…お前に

これを言う日が来るとは

ナイスレシーブ

ナイスレシーブって言ったの聞いてっからな!? じゃあ次とるやつ見てろ!(日向翔陽)

(C)古舘春一/集英社

ナイスレシーブって言ったの

聞いてっからな!?

じゃあ 次とるやつ見てろ!

 

第32巻 第282話「メシ」より
烏野高校・日向翔陽(ひなた  しょうよう)

 

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第3セットの中盤のタイムアウト中に、日向影山に言った言葉。

日向の会心のレシーブが成功したラリーで、ボールがネットに当たるアクシデントで、稲荷崎の得点となってしまいました。

このアクシデントで烏野メンバーの焦りや疲労が増していく中で、日向だけは嬉しそうに、影山に次のレシーブを見てろと言い放ちます。

日向のバレーボールに向き合う姿勢は、チームの重苦しい雰囲気を変え、前向きにさせました。

危機的な状況でのポジティブさは、味方を鼓舞する影響力があることが分かります。

励ましなんかじゃねえ この脅迫(しんらい)に応えて見せろ(田中龍之介)

(C)古舘春一/集英社

励ましなんかじゃねえ

この脅迫(しんらい)に

応えて見せろ

 

第32話 第285話「静かなる王の誕生」より
烏野高校・田中龍之介(たなか  りゅうのすけ)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第3セット目終盤、影山のトスをスパイクしようとする烏野元気坊主・田中の独白。

調子の良さから、これ以上強引にいくのは危険と感じ、影山にトスを少し減らしてほしいと打診する田中。以前の影山はスパイカーからの要求を素直に受けてましたが「いいえ。田中さんの攻撃が必要です」と要求を拒否します。

春高前の伊達工業との練習試合で、烏野・烏養コーチは「選手の気持ちなんて分からなくて普通だ。試合の状況と選手の状態を把握するんだ」と影山に助言しました。

「田中さんの今日の状態は良いんだから決めれますよね?」と言わんばかりの信頼と脅迫が入り混じった影山のトス。

相手のセットポイントという大ピンチで、ラインギリギリにスパイクを打つ「極上ラインショット」を田中は決めきることができました。

しょうぐん
影山の無茶ぶりに応えられる田中の異常なまでのメンタルの強靭さが素晴らしいですね。

文句?なんで?次もくれ(日向翔陽)

(C)古舘春一/集英社

文句?なんで?

次もくれ

 

第32巻 第286話「脅迫(しんらい)」より
烏野高校・日向翔陽(ひなた  しょうよう)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校にて。第3セット目終盤で、疲労でトスをミスした影山が「文句を言えよ」と言った時の日向の言葉。

「お前はどんなボールでも当然上げてくれるだろ?」と言わんばかりに、笑顔で無茶な要求をし続ける日向に、味方ながら脅威を感じる影山。

「自分を極限に追い込んで来るのは敵だけとは限らない」と、烏野元気坊主・田中が思うのも納得です。

日向が無茶な要求を躊躇いなく伝えるのは、得点を取ることへの執着心と、影山ならトスを上げるだろうという「脅迫のような信頼」からだと感じます。

ここでこの人を叩き落とせたらチームは大盛り上がりだろうな でも無理だから 居ろよ(月島蛍)

(C)古舘春一/集英社

ここでこの人を叩き落とせたら

烏野(チーム)は大盛り上がりだろうな

でも 無理だから

 

居ろよ

 

第32話 第287話「アンチ奇蹟」より
烏野高校・月島蛍(つきしま  けい)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第3セット終盤で、稲荷崎2年・角名(すな)のスパイクのコースを絞ろうとする烏野ブロックの要・月島日向に向けた独白。

後出しじゃんけんのように空中でブロックの逆を攻める角名のスパイクを、止めることよりコースを絞ることにひたすら専念していた月島。

試合の終盤の疲労がピークの場面でも、冷静に自分の役割に徹する月島の冷静さと遂行力の高さが感じられます。

しょうぐん
日向の未熟なプレーに嫌味を言う月島ですが、レシーブの成長は認めているのが「居ろよ」という部分に込められてましたね。

今コート内の連中がどういう気持ちか分かるか? 『ここでキメた奴がヒーローや』(北信介)

(C)古舘春一/集英社

今 コート内の連中がどういう気持ちか分かるか?

『ここでキメた奴がヒーローや』

 

第33巻 第288話「空腹の伝染」より
稲荷崎高校・北信介(きた  しんすけ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。稲荷崎主将・北信介が、稲荷崎ピンチサーバー・理石に言った言葉。

同点とマッチポイントを繰り返す極限状態の中、今コートにいる選手はプレッシャーより「自分が試合を決める」という思いを抱いていると分析する北。

全国大会の舞台でも活躍できる選手は、メンタルや闘争心がすごく強いことが感じ取れます。

しょうぐん
自分がやるんだと思える人間は、直面する困難に真正面から立ち向かっていける闘争心を持ち合わせているんですね。

…やべぇ 泣きそう(菅原孝支)

(C)古舘春一/集英社

観客…いや観戦してる選手も

何とも思わないかもしれない

【ただのパス】

 

…やべぇ 泣きそう

 

第33巻 第289話「“楽”・2」より
烏野高校・菅原孝支(すがわら  こうし)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校3セット目終盤にて。日向が「ゆっくりと長いファーストタッチ」をした時の、烏野副主将・菅原の独白。

マッチポイントを迎え、「ここで決める」という意志が強くなり過ぎて、烏野メンバー全員のリズムが速くなりすぎていました。

「はやさ」は魔性で、視野を狭く、呼吸を浅く、相手と同時に自分達を苦しめてしまうものです。

影山すらも速さに引っ張られる中で、日向は宮城県1年生選抜強化合宿で、角川学園・百沢にアドバイスした「ゆっくりと長いファーストタッチ」を実践し、チームメイトに時間的な余裕をもたらしました。

入部当初はとにかくスパイクがしたいという考えから、宮城県1年生選抜強化合宿を経て、レシーブなどの防御にもやりがいを見出していく日向。

菅原が涙を必死でこらえるほどに、多くの経験を経て、入学当初とは比べ物にならないほど日向の技術と精神が成長していることが分かります。

それでも無敵なんかじゃないと 他人より少しだけ知っているから(月島蛍)

(C)古舘春一/集英社

多分 皆が驚いていたけれど

僕らは驚かない

0.1秒が勝負の瞬間に日向・影山(こいつら)だけが

このタイミングの双子の早いバックアタックに

唯一1mmも動揺していなかった

「はやさ」はとても

とても強い武器で 魅力的で 格好良くて

 

それでも無敵なんかじゃないと

他人より少しだけ知っているから

 

第33話 第290話「バケモンたちの宴」より
烏野高校・月島蛍(つきしま  けい)

春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎にて。第3セット最終盤で、稲荷崎最強双子・宮侑宮治の攻撃を、日向影山がブロックしたことに対する烏野ブロックの要・月島の独白。

烏野マッチポイントの状況で宮兄弟は、宮侑のトスによる高速バックアタック「双子速攻 マイナス・テンポ “背”(はい)」を繰り出します。

宮兄弟自身も初めて試す攻撃を、日向・影山は見事なタイミングでブロックし、インターハイ準優勝校の稲荷崎に勝利しました。

変人速攻の凄さと、インターハイ予選の青葉城西戦で完璧に止められた苦い経験から、無敵ではないことも理解している日向と影山だからこそのプレイ。

しょうぐん
自分達の武器の長所も短所も一番理解しているからこそ、極限の場面でも対応できたんですね。

どや俺の仲間すごいやろって もっと言いたかったわ(北信介)

(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

けどやっぱり悔しいなあ

今まで【ちゃんと】やってきたし

俺には後悔なんか無いって言い切れる

俺にとって「勝敗(けっか)」は単なる副産物

なのも変わらんのに

…なんやろなあ

 

どや俺の仲間すごいやろって

もっと言いたかったわ

 

第33巻 第291話「変化の日」より
稲荷崎高校・北信介(きた  しんすけ)

 

春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校の試合終了後にて。稲荷崎主将・北信介がチームメイトに言った言葉。

普段の練習ではあまり表情を表に出さない北でしたが、試合中には後輩・チームメイトに笑いながら語るシーンが何回かありました。

北は「反復・丁寧・継続」が信条で、練習でできることは試合でもできるタイプなので、自分の役割は遂行出来たという点で後悔は無かったかもしれません。

自分自身に後悔がないからこそ、純粋にチームメイトの凄さをもっと伝えたかったと言い切れる、主将としてチームを想う気持ちが溢れ出る名言でした。

北の言葉に対して、稲荷崎最強双子・宮侑宮治はこう答えます。

言ってくださいよ

孫の代まで自慢できる後輩になりますから

初戦で敗退してしまった稲荷崎ですが、宮兄弟にとっては今後の人生の糧となる敗北になったことでしょう。

まとめ(アニメ続編劇場版の告知映像&関連名言記事一覧付き)

今回は、「ハイキュー!!」の春の高校バレー2回戦・烏野高校vs稲荷崎高校戦からの名言集でした。

スポーツ漫画の中でも心震える名試合で、今回選ばなかった名言も数多くありますので、是非とも漫画・アニメでこの試合の熱量を体感して欲しいです!

名言が多い以外にも、「ハイキュー!!」には、下記の要素も沢山あって、非常に面白いバレーボール漫画です!

  • 本格的で迫力あるバレーボールのプレイ描写
  • 魅力的・個性的なキャラクター
  • 共感出来る「部活あるある」の数々

すでに連載は終了していますが、2022年9月2日に『ハイキュー!!』生誕10周年を祝う記念本『ハイキュー!! 10thクロニクル』が発売しています。

描きおろしポスター&イラスト・特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会・単行本未収録イラストなどなど…ファン必見の内容です!

https://www.shonenjump.com/j/2022/03/07/220307_hq001.html

また、2022年8月13日に「ハイキュー!! FINAL」と銘打ったアニメ続編劇場版二部作の制作決定が発表され、解禁映像がYouTubeにあがっています!

2023年9月24日には、2024年2月16日(金)より公開される「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の予告映像が解禁。

2023年12月16日には、「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の予告映像第2弾が解禁されました。

2024年2月15日には公開直前PVが解禁され、いよいよ公開を迎えることに。

公開17日間で興行収入51億円を超える大ヒットとなり、2024年3月5日には「大ヒット御礼PV・音駒篇」が流されます。

2024年3月22日に「大ヒット御礼PV・烏野篇」が、入場者プレゼント第3弾配布前にオンエアー。

原作屈指の人気を誇る烏野vs音駒を映画館の大きなスクリーンで観れるなんて最高ですね!

漫画もアニメも非常に面白い「ハイキュー!!」をこれを機に、是非ともご覧ください!

\「ハイキュー!!」以外もたくさんの漫画がレンタルできます!/

DMMコミックレンタル実体験レビューはこちら

宮兄弟の最後の速攻をブロック出来たのは「インターハイ予選・烏野vs青葉城西」での経験があればこそ↓

日向のレシーブ上達の原点「宮城県1年生選抜強化合宿」名言集↓

日向と宮侑のコンビが実現する「Vリーグ」名言集↓

参考①:「ハイキュー!!」とはどんな漫画?

「ハイキュー!!」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2012年12号から2020年33・34合併号まで連載されていた漫画で、作者は古舘春一先生です。

【ハイキュー!!単行本よりあらすじ引用】

 

小学校の時に見た“小さな巨人”に憧れ、烏野高校バレー部に入部した日向翔陽。

だがそこには、中学最初で最後の公式戦で惨敗した相手・影山飛雄の姿が!?

反目しあうも、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、奇跡のような“変人速攻”を生み、烏野復活の力となる。

そしてついに烏野は、県大会を制し春高出場を決める!

高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画で、タイトルは、バレーボールを意味する熟語「排球」(はいきゅう)が由来。

本作品の主な舞台は宮城県となっていて、仙台駅や仙台市体育館など宮城の地名・建物が登場しています。

作中にて開催される各大会についても、下記のような実在の大会が描かれています。

■全日本中学校バレーボール選手権大会

■全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)

■全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

プレイ描写には漫画的な誇張もありますが、現実の試合でも使われるプレイが多く描かれています。古舘先生自身、中学・高校がバレーボール部で、連載前からバレーボールが題材の作品を描きたい目標がありました。実体験から描ける、リアルで迫力ある描写はとてもカッコいいです。

テレビアニメは第4期まで制作、韓国・台湾・タイ・フィリピン・スペイン・イタリアなど、世界各国で人気が高い日本アニメの1つです。更にハイパープロジェクションマッピングという、新たな演劇の形で舞台化もされています。

また、「ハイキュー!! セカンドシーズン」製作委員会の名義で8月19日を「ハ(8) イ(1) キュー!!(9) の日」として日本記念日協会に申請し、正式に記念日として登録されました。

シリーズの累計発行部数は本編最終45巻発売時点で5000万部を突破し、本作の影響で中学・高校のバレーボール部員が、男子を中心に増加したのは言うまでもありません。

参考②:「ハイキュー!!」はこんな方々にオススメ!

「ハイキュー!!」は以下のような漫画が好きな方々に、オススメ出来る作品です。

こんな方にハイキュー!!はオススメ!

  • 本格的なスポーツ漫画が好き
  • 魅力的なキャラクターが多い漫画が好き
  • 「部活あるある」が描かれている漫画が好き
  • 名言が多い漫画が好き

バレーボールの戦略・技術を知ることが出来る本格的なスポーツ漫画であり、女性からも人気のある魅力的な登場人物も数多くいます。

また、「天才と比較して能力が平凡な選手」「部活にのめり込む側ではない選手」といった、普通側の選手が抱く劣等感や葛藤も表現されていて、「部活動あるある」に共感を覚える人も多いでしょう。

そして何よりも非常に名言が多いです。カッコいい名言、考えさせられる名言、前向きになれる名言、学びになる名言など、スポーツ漫画の中でも、特に名言が多い漫画だと感じます!

-名言(試合・エピソード別)

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劇場版をより楽しむために必読!
「ハイキューマガジン2024」徹底レビューはこちら
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