名言(試合・エピソード別)

【ムリではなくムズカシイである】梟谷vs狢坂より名言11選「ハイキュー!!」名言集⑫(37~38巻)

週刊少年ジャンプで連載されていたバレーボール漫画「ハイキュー!!」には数多くの素晴らしい名言が存在します!

私は週刊少年ジャンプ読者歴25年以上、今なお毎週全作品を全てチェックし続けていますが、「ハイキュー!!」は何度読み返しても心震える名言ばかりです。

 

この記事では「ハイキュー!!」の梟谷学園高校vs狢坂高校での名言を取り上げていきます!

皆様の生き方、思考、行動に良い影響を与える名言が一つでも多く見つかれば幸いですので、是非とも最後までお読みください。

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読む前にご確認ください

  • 名言の抽出範囲は、単行本37~38巻(アニメ化されていない原作部分)となります。
  • 春高バレー準々決勝・梟谷(ふくろうだに)学園高校vs狢坂(むじなざか)高校からの名言がメインです。
  • 名言を取り上げていく都合上、物語のネタバレが含まれることはご了承ください。

「ハイキュー!!」とはどんな漫画?

「ハイキュー!!」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2012年12号から2020年33・34合併号まで連載されていた漫画で、作者は古舘春一先生です。

【ハイキュー!!単行本よりあらすじ一部引用】

 

小学校の時に見た“小さな巨人”に憧れ、烏野高校バレー部に入部した日向翔陽。

だがそこには、中学最初で最後の公式戦で惨敗した相手・影山飛雄の姿が!?

反目しあうも、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、

奇跡のような“変人速攻”を生み、烏野復活の力となる。

春高準々決勝で、狢坂(むじなざか)と対戦する梟谷(ふくろうだに)は、

悪球も器用に打つ全国三大エースの桐生にリードを許してしまう。

赤葦は焦りから失点し追い込まれるが、

木兎は「皆のおかげのエース」脱却を宣言し…!?

 

高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画で、タイトルは、バレーボールを意味する熟語「排球」(はいきゅう)が由来。

本作品の主な舞台は宮城県となっていて、仙台駅や仙台市体育館など宮城の地名・建物が登場しています。

作中にて開催される各大会についても、下記のような実在の大会が描かれています。

■全日本中学校バレーボール選手権大会

■全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)

■全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

バレーボールのプレイ描写には漫画的な誇張もありますが、基本的に現実の試合で使われるプレイが描かれています。古舘先生自身、中学・高校時代がバレーボール部で、連載前からバレーボールを題材にした作品を描きたい目標がありました。だからこそ描けるリアルで迫力ある描写が非常にカッコいいです。

テレビアニメは第4期まで制作、アニメ第1期の総集編は劇場で上映され、韓国・台湾・タイ・フィリピン・スペイン・イタリアなど、世界各国で人気が高い日本アニメの1つに数えられます。更に、ハイパープロジェクションマッピングという新たな演劇の形で舞台化もされています。

また、アニメ第2期の放送と第1期総集編上映記念に、「ハイキュー!! セカンドシーズン」製作委員会の名義で8月19日を「ハ(8) イ(1) キュー!!(9) の日」として日本記念日協会に申請し、正式に記念日として登録されました。

シリーズの累計発行部数が本編最終45巻発売時点で5000万部を突破し、本作の影響で中学・高校のバレーボール部員が、男子を中心に増加するほどの影響力を持っています。

「ハイキュー!!」はこんな方々にオススメ!

「ハイキュー!!」は以下のような漫画が好きな方々に、オススメ出来る作品です。

こんな方にハイキュー!!はオススメ!

  • 本格的なスポーツ漫画が好き
  • 魅力的なキャラクターが多い漫画が好き
  • 「部活あるある」が描かれている漫画が好き
  • 名言が多い漫画が好き

バレーボールの戦略・技術を知ることが出来る本格的なスポーツ漫画であり、女性からも人気のある魅力的な登場人物も数多くいます。

また、「天才と比較して能力が平凡な選手」「部活にのめり込む側ではない選手」といった、普通側の選手が抱く劣等感や葛藤も表現されていて、「部活動あるある」に共感を覚える人も多いでしょう。

そして何よりも非常に名言が多いです。カッコいい名言、考えさせられる名言、前向きになれる名言、学びになる名言など、スポーツ漫画の中でも、特に名言が多い漫画だと感じます!

春高バレー準々決勝・梟谷vs狢坂より名言11選「ハイキュー!!」名言集⑫(37~38巻)

(アニメ第1期第1クール・オープニングテーマ「イマジネーション」by SPYAIR)


/特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会などファン必見の内容です\

ぜんぶ 全部呼ぶけん 全部打つけん(桐生八)

(C)古舘春一/集英社

ぜんぶ

全部呼ぶけん

全部打つけん

 

第37巻 第329話「全国三大エース」より
狢坂高校・桐生八(きりゅう  わかつ)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。

大分県代表・狢坂エース・桐生の回想シーンで、中学の全国大会で敗退してしまった際、チームメイトから「ごめん」と言われた時の桐生の言葉。

桐生は中学時代、白鳥沢学園エース・牛島と並ぶ実力と評価を持つほどの選手でした。

しかし、徹底的にマークされ、弱気になってしまいスパイクを打ち切れなかった悔しい経験がありました。

 

そうした悔しい経験から、下半身を強化し、ジャンプ力やパワーを高め、乱れたトスにも合わせる「悪球打ち」という武器も手に入れます。

全てのボールを打ち切る決意を口に出し、そのために必要なトレーニングを積む、目標のために言葉を発することの大切さが伝わる名言です。

ただバレーボールをしにくる 牛島にも木兎にも負けてたまるか(桐生八)

(C)古舘春一/集英社

他人の評価を気にしたり

他人と自分を比べたり

そげな雑念 この世に有る事すら知らんように

バレーボールを

ただバレーボールをしにくる

牛島にも 木兎にも 負けてたまるか

 

第37巻 第330話「エースのさだめ」より
狢坂高校・桐生八(きりゅう  わかつ)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。1セット目序盤で、ジャンプサーブを決めた時の狢坂エース・桐生の独白。

他人の評価を気にしたり、他人と自分を比べる人間の方が大多数で、全国三大エースと称される桐生もその感覚を抱いています。

白鳥沢エース・牛島や、梟谷エース・木兎のような、「バレーボールをするためだけに生まれてきたような選手」と比較してしまうと、誰でも劣等感を感じてしまうでしょう。

劣等感を抱きながらも、心折れずに天賦の才を持つ選手と競っている桐生に、他人との差を感じても頑張り続けるメンタルの強さを感じます。

木兎さんは「本気には本気で応えなくては」と思わせる人だと思う(赤葦京治)

(C)古舘春一/集英社

木兎さんは

「本気には本気で応えなくては」

と思わせる人だと思う

 

第37巻 第331話「エースのめざめ」より
梟谷高校・赤葦京治(あかあし  けいじ)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。梟谷セッター・赤葦の高校1年時の回想の中での、赤葦の独白。

「ちょっとだけスパイク練習付き合って」と赤葦に言う時、毎回「ちょっとではない」ほど長時間のめり込む梟谷エース・木兎光太郎。

本気でのめり込む人間に応えるためには、こちらも本気で応えなければいけません。木兎が周りに与える影響力が非常に大きいことが伝わってきます。

あと何日かでお前らとはお別れだから いい加減 “ただの”エースになるよ(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

俺は今まで

「皆のおかげのエース」だったけど

あと何日かでお前らとはお別れだから

いい加減

ただのエースになるよ

 

第37巻 第331話「エースのめざめ」より
梟谷高校・木兎光太郎(ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。第1セット中盤で、「超インナースパイク」を決めた時の梟谷エース・木兎の言葉。

木兎は「全国5本指に入るエース」といわれる一方、常人からは理解できない理由で、調子を崩すことが多いムラのある選手でもあります。

「木兎が調子を崩している時は他の選手がカバーする」というのが梟谷のチームとしてのスタイルです。

木兎もそれを理解しているからこそ、自分を「皆のおかげのエース」と自覚しているのでしょう。

自分の成長でチームメイトを安心させたい想いから、「ただのエースになる」という宣言をした木兎の、チームメイトへの感謝の気持ちが感じられます。

ズボシ~じゃあさ 今まで負けてもいい戦いはあった?(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

お前「絶対に負けられない戦い」とか

思ってない?

ズボシ~じゃあさ

 

今まで負けてもいい戦いはあった?

 

第38巻 第332話「スター」より
梟谷高校・木兎光太郎(ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。第1セット終盤で、調子が悪い梟谷セッター・赤葦に、梟谷エース・木兎が言った言葉。

普段は冷静な赤葦も、この試合では細かいミスを繰り返し、「自分が影山宮侑のような一流セッターだったら」とマイナス思考になってしまいます。

そのマイナス思考がさらに「絶対に負けられない焦り」を生み出していました。

そんな赤葦の心情を察したのか、この試合に限らず、どんな試合も負けられない試合だったことを伝え、赤葦を落ち着かせる木兎。

練習試合も公式試合関係なく、どんな試合も重要だと捉えられるのは、木兎の「勝ちへの執念」が常人よりはるかに高いことの証明でしょう。

俺にできる事はいつも通りの供給だけです それならできます(赤葦京治)

(C)古舘春一/集英社

スターを前にして俺にできる事は

“いつも通り”の供給だけです

いつも通り(それ)ならできます

 

第38巻 第333話「タスクフォーカス」より
梟谷高校・赤葦京治(あかあし  けいじ)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。1セット目終了後、梟谷監督・闇路(やみじ)に対して、梟谷セッター・赤葦が言った言葉。

闇路監督の言葉もあり、重要なのは常に「次 自分にできる事とすべき事」と目の前の一球に集中することに立ち戻れた赤葦。

「いつも通り」を「いつも通り」に遂行することは、練習とは雰囲気の違う試合では難しいことで、だからこそ大事なことでもあります。

世界が!!!俺に加勢している!!!(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

世界が!!!俺に加勢している!!!

 

第38巻 第334話「ネガティヴ限界突破」より
梟谷高校・木兎光太郎(ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷学園vs狢坂高校にて。第2セット終盤、サーブを打つ時の木兎コールと手拍子にテンションが上がった時の梟谷エース・木兎の独白。

通常、相手サーブを邪魔するために手拍子は行われますが、味方応援団によって統制されていないと、テレビ中継のイメージで味方のサーブにも手拍子をしてしまいがちです。

ただ、木兎は普通の選手とは違う基準で調子が上下する選手なので、「自分に注目が集まってる」ことを感じる手拍子はむしろ好影響を与えます。

注目されることを力に変えられる所に、木兎の一流アスリートとしての素質・スター性を感じられるでしょう。

★自分に自信など全くない でも仲間に恵まれた自信はある(桐生八)

(C)古舘春一/集英社

木兎光太郎 俺はお前がこわい

お前ん様な男と戦えば

自分の小ささを浮き彫りにされる

俺には怖えもんがいっぱいや

仲間の鼓舞も期待も歓声も

どこかプレッシャーに感じちょった

 

“プレッシャー”

弱えくせに何を一丁前に

 

自分に自信など全くない

でも仲間に恵まれた自信はある

強い仲間がそこまで言っちくれる

逃げ出すくらいなら 自惚れろ

 

第38巻 第334話「ネガティヴ限界突破」より
狢坂高校・桐生八(きりゅう  わかつ)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷(ふくろうだに)学園vs狢坂(むじなざか)高校にて。

3セット目開始直後のラリーで、スパイクを決めた時の狢坂エース・桐生八(わかつ)の独白。

「全国3本指のエース」と称されながらも、バレーボールをするために生まれてきたような選手と比較すると、自身の小ささを卑下してしまう桐生。

そんな桐生にとっては、誰と比べることもなく、純粋にバレーボールを楽しみ、仲間の期待や歓声を力に変える梟谷学園エース・木兎は苦手であるとともに、羨望の対象でした。

 

「才能の差」や「持ってる・持ってないの差」で、自分に自信を無くしかけていても、そんな自分を仲間は信じてくれる。

自信がない人間にとって「自惚れる」ことは、仲間の期待を力に変えるという意味では、案外大事なことなのかもしれません。

木兎という最も苦手なタイプと向き合わざるを得ない状況が、自分に自信を持てない桐生に「自惚れるという選択肢」を与えたのかもしれません。

“楽”じゃなく  “楽しい”を考える(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

楽”じゃなく

“楽しい”を考える

 

第38巻 第335話「夢中」より
梟谷高校・木兎光太郎(ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷(ふくろうだに)学園vs狢坂(むじなざか)高校にて。第3セット中盤、梟谷セッター・赤葦の回想で、梟谷エース・木兎が言った言葉。

この名言は、木兎が昔いたクラブチームのコーチがいつも言っていた言葉です。さらに木兎は「楽しい」について、以下のように言葉を続けます。

ブロックされんのも

レシーブミスんのも

サーブミスんのも

バテんのも楽しくない

全部決めたい 全部拾いたい 全部勝ちたい

木兎の定義する「楽しい」は、「スタミナ切れせず全てのプレーを成功させて、全ての勝負に勝ちたい」という、現実的には実現不可能でしょう。

ただ、木兎本人は実現不可能とは思っていないはずです。バレーボールをもっと楽しむための、木兎の恐ろしいまでの向上心が感じられます。

でもね 赤葦 俺には 120%をちょうだい(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

試合で100%を出すって

カンタンじゃない

でもね赤葦

俺には

 

120%をちょうだい

 

第38巻 第336話「バケモノたちの行くところ」より
梟谷高校・木兎光太郎(ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷(ふくろうだに)学園vs狢坂(むじなざか)高校にて。

第3セット終盤で、トスを上げようとする梟谷セッター・赤葦に、梟谷エース・木兎がアイコンタクトで訴えかける独白。

タイムアウト時に木兎は、「自分にできること以外はできない」と潔く割り切る赤葦を褒めた上で、あえて限界以上のことを要求します。

木兎のバレーボールに全力に取り組む姿勢は、味方の実力を限界以上に引き上げるほど、影響力が高いことが感じ取れます。

今日は反論に反論できる!! “ムリ”ではなく  “ムズカシイ”である!!(木兎光太郎)

(C)古舘春一/集英社

来たな赤葦!俺は考えたんだぜ!

今日は反論に反論できる!!

“ムリ”ではなく

“ムズカシイ”である!!

 

第38巻 第337話「次」より
梟谷高校・木兎光太郎(ぼくと  こうたろう)

 

春の高校バレー準々決勝・梟谷(ふくろうだに)学園vs狢坂(むじなざか)高校にて。

梟谷が試合に勝利した後、「明日こそ全部拾って全部決める」という高い目標を立てる梟谷エース・木兎に、梟谷セッター・赤葦が「全部は…(無理でしょう)」と言った時の木兎の言葉。

「どうやっても無理なものは無理」と可能性を閉ざすより、「難しい」と捉えることはできる可能性を模索する思考につながるでしょう。

バレーボールを楽しむために全ての可能性を諦めない、木兎のポジティブな性格が凝縮されています。

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まとめ(アニメ続編劇場版の告知映像&関連名言記事一覧付き)

今回は、「ハイキュー!!」の春の高校バレー準々決勝・梟谷高校vs狢坂高校戦からの名言集でした。

梟谷エース・木兎光太郎のポジティブさや、「楽しい」を実現するために貪欲に自分を高めていく姿勢は、新しいことに挑戦する勇気を与えてくれますね。

名言が多い以外にも、「ハイキュー!!」には、下記の要素も沢山あって、非常に面白いバレーボール漫画です!

  • 本格的で迫力あるバレーボールのプレイ描写
  • 魅力的・個性的なキャラクター
  • 共感出来る「部活あるある」の数々

 

すでに連載は終了していますが、2022年9月2日に『ハイキュー!!』生誕10周年を祝う記念本『ハイキュー!! 10thクロニクル』が発売しています。

描きおろしポスター&イラスト・特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会・単行本未収録イラストなどなど…ファン必見の内容です!

https://www.shonenjump.com/j/2022/03/07/220307_hq001.html

 

また、2022年8月13日に「ハイキュー!! FINAL」と銘打ったアニメ続編劇場版二部作の制作決定が発表され、解禁映像がYouTubeにあがっています!

音駒戦、鴎台戦、ビーチバレー修行編、Vリーグ編を収めるには二部作では足りないかもしれませんが、アニメの完結を観れるのは嬉しい限りですね!

漫画もアニメも非常に面白い「ハイキュー!!」をこれを機に、是非ともご覧ください!

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