週刊少年ジャンプで連載されていたバレーボール漫画「ハイキュー!!」には数多くの素晴らしい名言が存在します!
私は週刊少年ジャンプ読者歴25年以上、今なお毎週全作品を全てチェックし続けていますが、「ハイキュー!!」は何度読み返しても心震える名言ばかりです。
この記事では「ハイキュー!!」の登場人物・及川徹の名言を取り上げていきます!
皆様の生き方、思考、行動に良い影響を与える名言が一つでも多く見つかれば幸いですので、是非とも最後までお読みください。
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- 名言の抽出範囲は、「ハイキュー!!」単行本全45巻からとなります。
- この記事では「ハイキュー!!」の登場人物・及川徹(おいかわ とおる)の名言がメインです。
- 名言を取り上げていく都合上、物語のネタバレが含まれることはご了承ください。
目次
「ハイキュー!!」とはどんな漫画?
「ハイキュー!!」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2012年12号から2020年33・34合併号まで連載されていた漫画で、作者は古舘春一先生です。
高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画で、タイトルは、バレーボールを意味する熟語「排球」(はいきゅう)が由来。
本作品の主な舞台は宮城県となっていて、仙台駅や仙台市体育館など宮城の地名・建物が登場しています。
作中にて開催される各大会についても、下記のような実在の大会が描かれています。
■全日本中学校バレーボール選手権大会
■全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)
■全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
バレーボールのプレイ描写には漫画的な誇張もありますが、基本的に現実の試合で使われるプレイが描かれています。古舘先生自身、中学・高校時代がバレーボール部で、連載前からバレーボールを題材にした作品を描きたい目標がありました。だからこそ描けるリアルで迫力ある描写が非常にカッコいいです。
テレビアニメは第4期まで制作、アニメ第1期の総集編は劇場で上映され、韓国・台湾・タイ・フィリピン・スペイン・イタリアなど、世界各国で人気が高い日本アニメの1つに数えられます。更に、ハイパープロジェクションマッピングという新たな演劇の形で舞台化もされています。
また、アニメ第2期の放送と第1期総集編上映記念に、「ハイキュー!! セカンドシーズン」製作委員会の名義で8月19日を「ハ(8) イ(1) キュー!!(9) の日」として日本記念日協会に申請し、正式に記念日として登録されました。
シリーズの累計発行部数が本編最終45巻発売時点で5000万部を突破し、本作の影響で中学・高校のバレーボール部員が、男子を中心に増加するほどの影響力を持っています。
及川徹(おいかわ とおる)とはどんなキャラクターか?

(C)古舘春一/集英社
及川徹は青葉城西高校バレー部で主将を務め、ポジションはセッター。座右の銘は「叩くなら折れるまで」。中学最後の中総体で県のベストセッター賞を受賞しています。
影山の中学校の先輩であり、「ブロックとサーブは及川さんを見て覚えた」と言うほど技術力が高いです。「王様」である影山が恐れる先輩ということから、日向からは「大王様」と呼ばれます。
華麗なトスと強烈なジャンプサーブを武器とし、作中でもトッププレーヤーの実力を持っていますが、白鳥沢学園の牛島・烏野の影山のような「本当の天才」に敵わないことを痛感し、思い悩む時期も。
普段は軽いノリの性格ですが、試合では一言でチームの雰囲気を変えるカリスマ性を持ち、「チームの力を100%引き出せるセッター」として牛島からも一目置かれるほど。
高校卒業後は自分の迷いを払拭してくれたホセ・ブランコに指導を受けるため、アルゼンチンへ渡り、現地のプロリーグのCAサン・ファンに所属。最終話ではアルゼンチンに帰化して、2021年の東京オリンピックでアルゼンチン代表として、日向、影山、牛島ら日本代表の前に立ちはだかります。
天才の存在に打ちのめされながらも、努力を積み重ね自分の力を磨き続け、天才を倒そうと奮闘を続ける及川徹の名言をジャンル別に紹介していきます。
/特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会などファン必見の内容です\
「仲間への想い」を感じる、及川徹の名言1選
それじゃあ今日も 信じてるよ お前ら
それじゃあ今日も
信じてるよ お前ら
第6巻 第49話「VS"大王様"・2」より
IH予選2日目、3回戦の青葉城西戦で、試合開始前に青葉城西セッター・及川がチームメイトにかけた言葉。
普段は人当たりも良く、チームメイトにいじられる及川ですが、セッターとしての技術は超一流で、試合の勝敗に対する執着心も物凄い選手です。
ただ、自分一人だけで勝とうとは考えず、仲間の力を100%以上引き出すチームファーストの姿勢を貫くのが及川。
セッターとしての献身性をチームメイトも理解しているからこそ、「信じてるよ」という声がけは嘘偽りのない言葉として、チームメイトに響くのでしょう。

「影山飛雄との関係性」が分かる、及川徹の名言1選
あの“爽やか君”は飛雄に何を教えた
今までみたいに機械的に考えるだけじゃなく
・終盤
・こっちの劣勢っていう状況
・岩ちゃんと俺の超絶信頼関係
そういう総合的な判断をしてきたって事…!
あの"爽やか君"は飛雄に何を教えた
第7巻 第60話「進化」より
IH予選2日目、3回戦の青葉城西戦2セット目で、トスを読まれた青葉城西セッター・及川が副主将・岩泉に言った言葉。
中学までの影山は、相手の心情や信頼関係などの「感情」を気にしてバレーボールをプレーすることはありませんでした。
烏野に入学して間もない影山ですが、「仲間を信頼する」ことを少しずつ理解し、相手の信頼関係を考慮したトスのコースを読むことができました。
仲間への信頼を忘れない及川だからこそ、「仲間の信頼関係」を理解し始めている影山に大きな脅威を感じるのでしょう。
「自分にしか出来ない役割」を見出す、及川徹の名言1選
諸刃の剣は百も承知 だからこそ生かしてみせる
諸刃の剣は百も承知
だからこそ生かしてみせる
第15巻 第133話「セッター対決 ROUND2」より
春の高校バレー宮城県代表決定戦本選2日目、準決勝・烏野vs青葉城西にて。青葉城西の狂犬・京谷にスパイクを決めさせた時の青葉城西セッター・及川の独白。
京谷は入部早々、上級生と喧嘩をするほど気性が荒いですが、闘争心や攻撃力も高く、「ハマれば強い」タイプの選手です。しかし、安定感と柔軟性が特徴の青葉城西でプレイさせるのは、リスクもあります。
リスクよりもメリットを取ることを選べるのは、クセのある選手でも最大限の力を引き出せるセッターの及川がいるからこそ。
大きな成果を得るためのリスクをコントロールするのは、及川だからこそできる役割でしょう。
「バレーボールへの思考」に関する、及川徹の名言2選
爽やか君のくせに サーブは全然爽やかじゃねーな!
爽やか君のくせに
サーブは全然爽やかじゃねーな!!
第17巻 第145話「極限スイッチ2」より
春の高校バレー宮城県代表決定戦本選2日目、準決勝・烏野vs青葉城西にて。
第3セット終盤で交代で入った烏野副主将・菅原が、青葉城西エース・岩泉の体勢を崩すサーブを撃った時の青葉城西セッター・及川の独白。
岩泉の体勢を崩して、スパイクに参加させないようにする位置に打たれる菅原のサーブ。烏野ピンチサーバー・山口が打つ変化の激しいジャンプフローター、及川が打つ威力とスピードが突出したスパイクサーブに比べると地味かもしれません。
ですが、エースを攻撃に参加させないサーブも、牽制の役割を果たすので効果は大きいです。
及川がどんなチームメイトでも合わせることのできる技術をもっているからこそ、相手の地味ながら効果がある技術に気づくことができるのでしょう。
見るのも当然大事だけど 相手にどう見られているかも計算に入れなきゃね
…何でソレを知ってる…?
【見る】のも当然大事だけど
相手に【どう見られてるか】も
計算に入れなきゃね
第42巻 第374話「宣戦布告・3」より
日向のブラジルへのビーチバレー修行にて。偶然再会してビーチバレーに挑戦する元青葉城西セッター・及川が日向に言った言葉。
「及川さん、背中にも目があるみたいです!」と及川の視野の広さに驚く日向。チームの力を100%引き出せる技術とコミュニケーション能力を持つ及川なので、自分の力を活かすため敵味方問わず、相手をよく見ていて、それが自然と視野の広さに繋がっています。
「よく見ている」からこそ、「見られている」ことについても意識することができ、直接見ていなくても相手の動きを想像できるのでしょう。
自分の視点だけではなく、相手の視点も考慮することができることは、及川の高いコミュニケーション能力の源であると感じられます。
「新しい視点」を与えてくれる、及川徹の名言1選
才能は開花させるもの センスは磨くもの
ー才能は開花させるもの
ーセンスは磨くもの!!!
第17巻 第145話「極限スイッチ2」より
春の高校バレー宮城県代表決定戦本選2日目、準決勝・烏野vs青葉城西にて。
第3セット終盤でコート外に落ちそうになるボールを、高い技術で青葉城西エース・岩泉のもとに正確にトスした際の、青葉城西セッター・及川の独白。
何度挑戦しても勝てなかった白鳥沢エース・牛島、後輩ながら自分を追い抜く勢いで成長する影山の存在に、中学時代の及川はバレーボールを続けるか迷っていました。尊敬するホセ・ブランコの言葉を胸に、才能の差に苦しみながらもバレーボールを続けることを選ぶ及川。
どの分野でも、自分の可能性を信じ、努力し続けることは、成果が出るか分からない辛さや苦しさがあります。
それでも、自分の持つ才能を開花させ、相手から称賛されるセンスを磨くためには、正しい努力を継続することこそが唯一の方法なのでしょう。
「好きなことに向き合うひたむきさ」が伝わる、及川徹の名言1選
バレーボールは楽しいと 忘れては思い出す
“上”を目指す以上
苦しい事の方が多い
苦しくなくちゃがんばった事にならないって
思い込んでるみたいなとこもある
でもそんな事はお構い無しに
時々 楽しい は来てしまう
楽しい が俺を引っ張ってしまう
バレーボールは楽しいと 忘れては思い出す
第42巻 第373話「初志」より
「及川さんの凄いトスを打ちたい」と天然褒め上手な日向に付き合い、ビーチバレーに挑戦する元青葉城西セッター・及川の独白。
及川もアルゼンチンへ海外挑戦した当初は、言語の壁などに苦しんでいました。ただ、苦しい中でも、はじめてトスができた瞬間、はじめてジャンプサーブが成功した瞬間、スパイカーとの呼吸がぴったり合った瞬間など…苦しさを吹き飛ばす楽しい瞬間は定期的に訪れます。
その度に「楽しいからバレーボールを始めた」ことを思い出し、初挑戦のビーチバレーでもそのこと思い出す及川。
何かで上を目指す上での苦しみは避けられません。だからこそ、楽しい瞬間を感じられる機会は、物事を継続する上で非常に大事な要素でしょう。
「闘争心・負けず嫌い・執念」を感じる、及川徹の名言1選
さあさあ 世界一ゼイタクな内輪揉めですよ
さあさあ
世界一ゼイタクな内輪揉めですよ
第45巻 最終話「挑戦者たち」より
東京オリンピック 日本代表vsアルゼンチン代表にて。アルゼンチン代表として、日本代表に対峙する元青葉城西セッター・及川の言葉。
バレーボールを続けることを後押ししてくれたホセ・ブランコを追って、アルゼンチンに海外挑戦し、同国に帰化して代表となった及川。
セッターとしての才能を見せつけた影山、何度挑戦しても勝てなかった牛島、高校時代コンビを組んでいた岩泉、その全員を倒すと及川は宣言します。
全員を倒すために国籍を変える選択をする、及川の闘争心・負けず嫌い・執念などの感情が全てこの名言にこめられているでしょう。
まとめ(アニメ続編劇場版の告知映像&関連名言記事一覧付き)
今回は、「ハイキュー!!」の登場人物・及川徹の名言集を紹介しました。
本当の天才との才能の差に屈しながらも、自分の可能性を信じて努力し続ける泥臭さが感じられる部分こそ、及川の名言の特徴でしょう。
名言が多い以外にも、「ハイキュー!!」には、下記の要素も沢山あって、非常に面白いバレーボール漫画です!
- 本格的で迫力あるバレーボールのプレイ描写
- 魅力的・個性的なキャラクター
- 共感出来る「部活あるある」の数々
すでに連載は終了していますが、2022年9月2日に『ハイキュー!!』生誕10周年を祝う記念本『ハイキュー!! 10thクロニクル』が発売しています。
描きおろしポスター&イラスト・特別番外編の漫画・作者と歴代編集担当との座談会・単行本未収録イラストなどなど…ファン必見の内容です!
https://www.shonenjump.com/j/2022/03/07/220307_hq001.html
また、2022年8月13日に「ハイキュー!! FINAL」と銘打ったアニメ続編劇場版二部作の制作決定が発表され、解禁映像がYouTubeにあがっています!
音駒戦、鴎台戦、ビーチバレー修行編、Vリーグ編を収めるには二部作では足りないかもしれませんが、アニメの完結を観れるのは嬉しい限りですね!
漫画もアニメも非常に面白い「ハイキュー!!」をこれを機に、是非ともご覧ください!
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